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2022.09.18
2022/9/18 西武HD第1四半期決算、スポーツ業の収益194%増

㈱西武ホールディングス(後藤高志社長)は4日、2023年3月期第1四半期決算短信(連結)を発表した。
それによると、同期間(2022年4月1日~6月30日)は西武建設㈱の連結除外により減収するも新型コロナに係る制限の解除に伴う需要増加を着実に取り込み、営業収益が1034億32百万円で前年同期に比べ12・7%増加したとしている。営業利益は、車両運営の見直しや業務の内製化などの固定費削減への取組みも寄与し76億24百万円と、前年同期(営業損失59億95百万円)に比べ136億20百万円の増加。償却前営業利益は、前年同期比188・1%増の214億円41百万円となっている。経常利益は75億09百万円で前年同期比152億78百万円増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は36億68百万円で前年同期に比べ124億40百万円の増加だった。

営業収益のセグメント別では、「不動産事業」でマイナスとなったが、「都市交通・沿線事業」とゴルフ場業を含む「ホテル・レジャー事業」、「その他」で前年同期を上回った(「建設事業」は西武建設㈱の連結除外のため廃止)。「ホテル・レジャー事業」は447億41百万円で前年同期比208億50百万円、87・5%の増加と前年同期に引き続き大幅な増加をみている。
「ホテル・レジャー事業」のうちゴルフ場業を含む「スポーツ業」の営業収益はゴルフ場利用客の増加がプラス要因となり40億08百万円と前年同期に比べ6億10百万円、18・3%のプラスになったとしている。

なお、当第1四半期連結会計期間より西武グループの「アセットライトな事業運営」という方向性を踏まえ、セグメント区分の内訳を同グループで保有・運営する施設と、グループ外から運営受託する施設に分け、国内ホテル業(保有・リース)、国内ホテル業(MC・FC)、海外ホテル業(保有・リース)、海外ホテル業(MC・FC)、スポーツ業(保有・リース)、スポーツ業(MC・FC)と新しくしている。今年10月1日から来年3月末までのいずれかの日に売却予定のゴルフ場(計10施設)については売却後、スポーツ業(MC・FC)に営業収益が記載されることになる。

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※「ゴルフ特信」第6830号より一部抜粋

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