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2022.02.26
2022/2/26 ソフトバンク傘下フォートレス、ANXの取得完了

㈱アコーディア・ゴルフ(東京都品川区)と兄弟会社のネクスト・ゴルフ・マネジメント㈱(本社および問い合わせ先同じ、略称NX)は、1月31日に「フォートレスによる当社グループ株式取得の完了に関するお知らせ」を発表した。
昨年11月16日に「フォートレスとの資本業務提携に関するお知らせ」にて公表した資本業務提携に基づき、フォートレス・インベストメント・グループLCC(その関連会社と総称して以下、フォートレス)が出資する株式会社が新たな親会社となり、㈱アコーディア・ゴルフおよびネクスト・ゴルフ・マネジメント㈱の共通する持株会社の株式の取得が1月31日に完了したという。
これに伴い、1月31日付けで取締役の一部も刷新され、㈱アコーディア・ゴルフでは田代祐子取締役会長、望月智洋代表取締役社長執行役員CEOは変更ないが、取締役に山下明男氏、エリック・ゴールデン氏、劉勁氏が新任、堀内治常務執行役員、大澤道雄執行役員は継続で、監査役に成田和磨氏が新任となっている。

フォートレスのマネージング・ディレクターが新役員に就任したもので、常勤取締役となることから先の資本業務提携の際に発表した〝フォートレスが所有する大規模なホテル事業プラットフォームとの協業を通じて新たな客を創出し、ゴルフ業界のさらなる発展のため引き続き努力していく。また、これまでと同様に、積極的なゴルフ場・ゴルフ練習場の取得でグループの規模拡大を進める〟こととなる。
フォートレスは、2021年6月30日時点で約539億米ドルの運用資産を有する国際的な投資ファンド運用会社。1998年に設立され、2007年2月にニューヨーク証券取引所に上場し、米国初の上場代替投資運用会社となり、2017年12月にソフトバンクグループ㈱の子会社となった。フォートレスは米国ニューヨークに本社を置き、全世界で約835名の従業員を擁している。世界最大級の不動産投資ファンドを運用しており、2002年以降、全世界の不動産および不動産関連企業に総額約1000億米ドル以上を投資。日本では、2012年に㈱マイステイズ・ホテル・マネジメントを取得以降、日本最大級のホテル運営会社に成長させた一方、これまで159のホテルを取得(契約中を含む)済みで、広範なホスピタリティ・プラットフォームを有しているという。

アコーディア・ネクストグループは、アコーディア・ゴルフとネクスト・ゴルフ・マネジメントと合わせて1都1道2府32県に169のゴルフ場と27の練習場を運営し、運営施設数では国内第一位。年間延べ1000万人以上の利用者があり、従業員はグループでパート・アルバイトを含め約1万1500名を擁しているという。
ちなみに、フォートレスが投資した会社の傘下にはゴルフ練習場やゴルフ場の経営を行っている会社もあるようだ。またフォートレスはマイステイズを通じて、日本郵政から約30のかんぽの宿を譲り受ける契約を行っている。

関連記事:2021/12/15 アコーディア・ネクスト、譲渡先はソフトバンク傘下

※「ゴルフ特信」第6759号より一部抜粋

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