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2022.01.25
2022/1/25 2021年度ツアー視聴率、五輪で歴史的な20%超え

一般社団法人・日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)は2021年度の国内男女ゴルフツアー競技の「主催者発表入場ギャラリー数」(プロアマ戦除く)と、テレビ視聴率をまとめているので紹介する。
まず男女ツアーのテレビ視聴率(数字は㈱ビデオリサーチのデータを基にGTPAが作成)を紹介すると、日曜日(最終日)の地区別平均をみると、関東は男子3・6%(前年度5・2%)、女子6・0%(6・5%)、中部は男子4・5%(5・7%)、女子6・8%(6・9%)、関西は男子3・4%(4・2%)、女子4・5%(5・1%)となり、女子は前年並みだが男子の落込みが目立っている。

最高視聴率は、男子が「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の中部地区で7・1%(前年度6・9%)、女子が「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の中部地区で8・0%(10・3%)を記録。男女とも最終戦への注目が最も高くなっているが、関東は前年より落込みが目立った。19年度はしぶ子フィーバーで8月以降に4試合で視聴率10%超えをマークしたが、今年は及ばなかった。
もっとも、松山英樹が念願の日本人初メジャー制覇を成し遂げた4月12日のマスターズ最終日は関東12・1%など3地区で2桁を記録した。さらに7月30日の東京五輪男子3日目に関東で11・9%、最終日の8月1日は関東で20%超えの20・7%、中部16・9%、関西16・8%と高い視聴率を記録した。8月7日の女子最終日も関東16・4%など3地区で2桁を記録しており、ゴルフ中継史上で最も注目を集めた。

一方、ギャラリー数は新型コロナ感染症のガイドラインもあり入場制限しての開催だったため参考まで。男子ツアーは24試合中でギャラリーを入れた11試合の総ギャラリー数は6万7524人で、最多は日本プロゴルフ選手権(日光CC、栃木)の1万563人だった。ちなみに、19年度23試合の合計は32万7801人(1試合平均1万4252人)だった。
女子ツアーは38試合中でギャラリーを入れた15試合の総ギャラリー数は7万9758人で、最多は日本女子オープンゴルフ選手権(烏山城CC、栃木)の1万3046人だった。1日当たりで3千人を超えた日がなかった。20年度はすべて無観客で、19年度39試合の合計は68万2868人(1試合平均1万7509人)だった。

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※「ゴルフ特信」第6747号より一部抜粋

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