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2021.10.28
2021/10/28 首都圏南部・西部は1都6県63コースで会員募集を実施

首都圏南部・西部の1都6県(千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、長野県、山梨県、静岡県)及びリゾート会員、共通会員を含めた会員募集状況についてまとめる。
リゾート会員及び共通会員募集(別表参照)を除く会員募集中のゴルフ場は63コース(前年同期67コース)で、うち正会員ベース60コース(62コース)の平均募集金額は235・7万円(238・1万円)となり、募集コース数、募集金額とも前年を下回っている。
正会員ベースの会員募集種別のコース数及び平均募集金額は、「預託金制」は20コース(前年20コース)で554・3万円(545・1万円)、「プレー会員権」は35コース(37コース)で95・2万円(67・2万円)、「一代及び譲渡不可」は5コース(5コース)で102・4万円(102・4万円)。「株主会員」は両年ともゼロだった。

募集金額に注目すると、久能CC(千葉)が2780万円で昨年と同じく最高額で、以下、カメリアヒルズCC(同)の2525万円、ユニマットグループの千葉バーディC(千葉)、東京バーディC(東京)、中軽井沢CC(長野)がともに1017・6万円などと続いた。ユニマットグループ3コースは、昨年の925万円から増額し、1千万円台に乗った。逆に低額はPGMグループの中央都留CC(山梨)11万円をはじめ、以下、コスモクラシックC(千葉)12・1万円、富士チサンCC(静岡)16・5万円などとなっている。
正会員ベースの募集開始時期(募集終了コースも含む)をみると、2021年以降が18コースで259・6万円、2020年が4コースで23・7万円、2019年が6コースで50・1万円、2018年が3コースで61・2万円、2017年がゼロ、2016年以前が35コースで294・5万円となった。2021年以降は、ユニマットグループ3コースの価格アップに加え、京葉CC(千葉)328万円(預託金制)、PGM総成GC(同)275万円(プレー会員権)、真名CC(千葉)205万円(同)といった中価格帯の募集が実施されたこともあり、2016年の平均募集金額に迫っている。

県別の募集コース数及び平均募集金額(正会員ベース)は、千葉県が30コース(前年32コース)で357・5万円(338・2万円)、東京都が1コース(1コース)で1017・6万円(925万円)、神奈川県が5コース(4コース)で70・6万円(70・1万円)、新潟県が1コース(1コース)で55万円(55万円)、長野県が3コース(4コース)で368・5万円(302万円)、山梨県が6コース(5コース)で81万円(68・4万円)、静岡県が14コース(15コース)で85万円(75・5万円)と、新潟県を除く6都県で平均募集金額が増額している。
なお、正会員ベース以外については、PGMグループのSGMが今年4月1日から198万円で募集開始。共通会員制の太平洋クラブは来年3月まで「太平洋クラブ」693万円、「太平洋アソシエイツ」418万円等で募集する。

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※「ゴルフ特信」第6708号より一部抜粋

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