一季出版株式会社

2021.09.22
2021/9/22 リソルHD第1四半期決算、売上高54・1%増に

リソルホールディングス㈱(今泉芳親代表取締役社長、東京都新宿区)は8月6日に、2022年3月期第1四半期(4~6月)の決算短信(連結)を発表した。
同期間の売上高は前年同期比54・1%増の32億60百万円で、営業利益は6億28百万円の損失(前年同期9億93百万円の損失)、経常利益は5億27百万円の損失(7億64百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億91百万円の損失(11億30百万円の損失)と、増収も利益面は損失拡大となった。

同期間のセグメント別の経営成績は、ホテル運営事業は売上高が前年同期比127・0%増の9億30百万円(4億08百万円)で利益は5億40百万円の損失(6億08百万円の損失)、ゴルフ場運営事業は71・27%増の12億11百万円(7億07百万円)で利益は1億64百万円(79百万円の損失)、リソルの森(CCRC)事業は2億12百万円(2億78百万円)で利益は11百万円の損失(13百万円の利益)、福利厚生事業は2億12百万円(1億90百万円)で利益は45万円の損失(65百万円の損失)、再生エネルギー事業は48・91%減の2億67百万円(5億23百万円)で利益は29百万円(2億18百万円)、投資再生事業は965万円(853万円)で利益は390万円の損失(9百万円の損失)となった。
売上面はホテルやゴルフ場、リソルの森が貢献、利益に貢献したのはゴルフ場運営事業だが、前期に売上・利益面で貢献した再生エネルギー事業の全体は減収により減益となっている。

経営成績に関する説明では新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい環境が続いている一方、ワクチン接種の拡大により社会活動が徐々に正常化に向かいつつあり、持ち直しの動きも期待されると報告。コロナ禍における新しい価値観に対応した成長事業の拡大と新たな事業基盤構築にも着手したという。
ゴルフ運営事業では、密を避けた野外スポーツとしての需要が堅調で、来場者数が個人客を中心に戻りつつあると報告。また、新しく運営を開始した木更津東CC(千葉)の業績が好調に推移したという。ホテル運営事業では、コロナ禍における強化策として、コロナ対応プラン(テレワーク・デイユース)、中長期滞在プラン(1カ月、週単位)の販売を強化した。
リソルの森(CCRC)事業では、アウトドアリゾート需要拡大を見据えて、人気グランピングエリアの拡充のほか、スポーツ滞在型「ウェルネスプログラム」や「フリーゴルフ付マンスリー滞在プラン」、新型コロナワクチン「接種済証」の提示で宿泊が割り引かれる「プチ湯治!森のスパリゾート湯めぐりプラン」などの商品企画に取り組んだという。

連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の影響で未確定要素が多く、未定としている。
なお、収益認識に関する会計基準は当第1四半期連結会計期間から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することにしたという。

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※「ゴルフ特信」第6694号より一部抜粋

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