一季出版株式会社

2021.07.27
2021/7/27 ゴルフのラウンド回数や歩数で毎年の保険料が安くなる

「第52回住友生命 Vitality レディス東海クラシック」(新南愛知CC美浜コース、9月17日~19日)へ特別協賛している「住友生命Vitality」は、開催記念キャンペーンとして専用サイトでは抽選で賞品が当たるキャンペーンを開始した。「最近の1日あたりの歩数は?」などの健康増進アンケートに答えて応募するもの。
住友生命Vitalityは、最近バナナマンさんのCMで〝ゴルフで健康増進〟、〝ゴルフのラウンドなど、健康への取り組みに応じて毎年の保険料が上下する保険、ご存知ですか?〟、〝ゴルファーの皆様の健康を応援しています〟などと宣伝しており、気になる商品。そこで本社に問い合わせてみた。

Vitalityは、南アフリカの金融サービス会社のディスカバリーが開発した健康増進プログラム。ディスカバリーは1国1社と提携し、日本では住友生命が提携し2018年7月17日から住友生命Vitalityとして販売している。
加入後の健康診断や日々の運動など継続的な健康増進活動をポイント評価し、翌年の保険料が変動するシステムで、2020年4月1日からはゴルフと歯科検診が認知症予防に効果があるとしてVitalityポイントを獲得できるように改定された。認知機能低下の予防には、有酸素運動と認知課題を同時に行うデュアルタスク運動(運動しながら頭を使う)が効果的とされており、ゴルフはこれを兼ね備えたスポーツと言えますと説明している。ポイントでは毎日の歩数を計測し、8千歩で20ポイント、1万歩で40P、1万2千歩で60Pのところ、ゴルフ9ホール以上のプレー(領収証をアップロード)では100P獲得できる(昨年4~10月のゴルフポイント獲得者は計約1万人)という。その他、健康診断書の提出やウォーキング、ランニングなどのイベント参加でポイントが獲得できる。

加入者向けの特典(リワード)として、提携先から飲料やシューズなどの商品やサービスが割引価格にて提供されており、健康増進活動を促進するモチベーションアップに繋げている。今年3月に開設した会員向けのコミュニティサイト「Vitality部」(トークルーム)ではすでに6千人以上が登録し、日々の活動報告などの交流が活発に行われているという。
本社によると、「健康増進を後押しする」タイプの保険ですでに約60万人が契約しており、「契約時に15%割引でスタートし、健康増進活動によりステイタス(経験値)が上がり、継続していけば最大で30%安くなる。逆に何もしないと7~8年で割引がなくなる」と話しており、企業の福利厚生向けに体験型の案内も行っているとしている。

ゴルフ界では健康経営が企業の将来を左右する評価基準に加わったことで、歩行の一環としてゴルフを研修活動に取り込んでもらうよう運動を展開しているところで、こうした取組みは追い風となりそうだ。

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※「ゴルフ特信」第6673号より一部抜粋

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