一季出版株式会社

2021.03.01
2021/3/1 年末年始に首都圏の高級ゴルフ場で陽性反応報告

首都圏では年末年始に新型コロナ感染者数が急増して4都県に緊急事態宣言が発令されたところだが、感染の拡大に伴いゴルフ場で従業員や来場者の陽性反応報告が多くなっている。
神奈川県の高級ゴルフ場は、12月24日にコース管理担当の従業員1名がコロナウイルスに感染していることが判明、お客との接触はなく最終出社日は12月22日としている。同県の別のゴルフ場ではお客に新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたため1月10~11日を館内の消毒作業のため臨時クローズした。
茨城県では12月29日に来場した会員の同伴者が1月1日にPCR検査で陽性反応。同伴会員やその他のプレーヤー及びキャディは濃厚接触者には当たらないと報告。ただし自主的に検査してキャディ2名の陰性を確認したという。また12月31日から休んでいた従業員(コース管理課)から1月2日に連絡があり12月31日に体調不良のため同日発熱外来を受診し抗原検査を受けたところ、陽性の結果だったと報告。その後PCR検査で陽性反応の結果が出たが、濃厚接触者と判断された従業員1名は陰性が確認されたという。

埼玉県では12月30日にキャディ1名にPCR検査で陽性が出たゴルフ場が1月2~4日まで全組セルフプレーで営業。県が緊急事態宣言の対象となったこともあり、レストランはランチをもって営業を終了、アクリル板設置等の感染拡大防止対策を行っている。
同県内の別のゴルフ場では、談話室の閉鎖や2月7日までのクラブ競技中止を案内している。
いずれも、キャディ付きでプレーする著名なゴルフ場で従業員数も多いことから感染者が発生したものと見られる。本来、クラスターや違反行為でなければ行政等に店名を公開されることはない。ゴルフ場が自ら陽性者発生を隠すことなく報告している姿勢は評価されるべきだろう。

関連記事:2021/2/17 ゴルフ界はコロナ禍でのゴルフ人気維持、拡大がカギに 

※「ゴルフ特信」第6605号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら