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2021.01.27
2021/1/27 全国の10月判明分入場者、前年同月比5・34%のプラス

全国の10月判明分のゴルフ場入場者状況が、各地区ゴルフ連盟及びゴルフ団体、ゴルフ誌の調べで明らかになった。
一部関東等を除く41都道府県の入場者が判明したもので、1172コースの延べ入場者数は476万1569人で、前年同月の452万380人に比べ24万1189人、5・34%増加している。
北から順に地区・エリア別で増減率をみていくと、北海道(111コース、北海道ゴルフリポート調べ)は前年同期比4・13%増、東北地区(104コース、TGA調べ)は10・97%増、関東3都県(栃木、東京、山梨計156コース、栃木はゴルフ場協議会、東京及び山梨は支配人会調べ)は13・10%増、中部地区(202コース、CGA調べ)は4・06%増、関西地区(238コース、KGU調べ)は3・05%増、中国地区(109コース、CGU調べ)は3・35%増、四国地区(59コース、SGU調べ)は6・19%増、九州地区(193コース、GUK調べ)は3・04%増。熊本県(2・41%減)が唯一の前年比減となったが、あとの40都道府県はプラス。岩手県(13・80%増)、宮城県(11・27%増)、福島県(17・79%増)、栃木県(10・74%増)、山梨県(24・02%増)では2桁増を記録している。

10月は、土・日祝日の日数が昨年に比べ1日少なかったが、天候に恵まれたことで入場者が増えた。また、GoToキャンペーン効果も入場者増加の後押しとなっているようだ。2桁増となった栃木県では、前年の台風で減少した反動もあったとしているが、今年10月の実績が一昨年レベルにまで達していないという。

一方、1~10月累計の動向をみると、全国1173コースの延べ入場者は3694万6341人を数え、前年同期(1175コース)の3917万1303人に比べ222万4962人、5・68%の減少だった。地区・エリア別では、北海道11・28%減、東北地区4・63%減、関東3都県8・41%減、中部地区5・19%減、関西地区4・10%減、中国地区3・93%減、四国地区3・49%減、九州地区5・59%減という状況だった。

今年のゴルフ場入場者は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言や移動自粛、さらにゴルフ場の営業自粛が大きく影響し、4月31・98%減、5月25・48%減と大幅な減少を記録。緊急事態宣言などが解除された後も6月12・46%減、7月2・78%減と低迷していたが、8月に16・12%増加して回復の兆しをみせ、9月に3・02%減とマイナスに転じたが、10月に再び盛り返し、コロナによる落込みから少しずつ回復している。

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※「ゴルフ特信」第6587号より一部抜粋

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