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2021.01.21
2021/1/21 真庭太陽光発電事業(岡山)ゴルフ場用地他に開発

環境省は令和2年11月6日、「(仮称)真庭太陽光発電事業計画段階環境配慮書」(合同会社NRE-インベストメント)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
岡山県真庭市において、最大出力68・64MWの太陽光発電所を設置する計画。環境大臣意見では急傾斜地及び樹林地の改変を可能な限り抑制した計画とするなど環境保全措置を講ずることや樹木の残置、廃棄物の発生抑制など適正な処理を行う計画とすること等を求めた。
事業者は、シンガポールの独立系再生可能エネルギー発電事業者であるヴィーナ・エナジー・ジャパン㈱(東京都港区)の関連で、グループの日本再生可能エネルギー㈱が今年8月25日~9月24日に計画段階環境配慮書を公開した。

真庭市福谷・神代・荒田周辺のゴルフ場を含む約230万平方メートルに、太陽光パネルを最大14・2万枚、パワーコンディショナーを26台設置する。建設工事期間は着工後15~18カ月を想定し、2026年3月末に営業運転を開始する予定としている。
この計画用地は㈱市川ゴルフ興業(東京都練馬区)が経営するサンフォレストGC(18ホール、平成11年開場、真庭市)の用地を含んでいる。同ゴルフ場は現在も営業継続中であり、本社サイドでは「メガソーラーの話はいただいたが、まだ決定ではない」としている。
太陽光発電の売電価格が下がり一時のメガソーラーブームは峠を越したが、ゴルフ場はメガソーラーへの転換が比較的容易であり、条件が合えばまだ転換を希望する事業者は多いようだ。

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※「ゴルフ特信」第6584号より一部抜粋

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