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2020.12.18
2020/12/18 東北地区1~9月入場者、前年比6・94%の減少

東北ゴルフ連盟(TGA)はこのほど、2020年1~9月の入場者状況をまとめた。
それによると、TGAに加盟する6県107倶楽部の延べ入場者数は220万3997人で、前年同期の236万8243人に比べ16万4246人、率にして6・94%の減少となった。2年ぶりの減少となり、過去5年間でも落込みが大きかった(2016年2・72%増、2017年1・25%減、2018年4・20%減、2019年0・16%増)。
県別の状況をみると、福島県(加盟24倶楽部)が延べ入場者数57万6942人で前年同期比9・90%減、青森県(14倶楽部)が19万5660人で9・64%減と2県で10%近いマイナスとなったのをはじめ、以下、宮城県(27倶楽部)70万6125人で6・25%減、岩手県(18倶楽部)32万2538人で4・65%減、秋田県(14倶楽部)22万3254人で4・58%減、山形県(10倶楽部)17万9478人で3・44%減と続いている。

東北地区は、1月と2月が暖冬で前年同月比30~33%増となり、3月は宮城、福島両県で新型コロナの影響から減少する一方で、今シーズンの営業を開始した青森、山形両県が昨年よりも入場者を大きく増やし6県トータル8・75%増と堅調に推移した。ところが4月になると緊急事態宣言や移動自粛で28・97%減に落ち込み、5月も23・22%減と2カ月続けて20%台のマイナスを記録し、その後も6月9・77%減、7月7・24%減と低迷、8月はお盆前後に入場者が非常に好調だったこともあり9・47%の増加となった。
8月の増加で新型コロナからの回復の兆しがみえかけたが、9月は7・38%減と失速してしまった。9月は昨年に比べ天候に恵まれ、さらに下旬には4連休があり、入場者が増加してもおかしくないが、6県すべてで前年を下回っていることから、「8月の反動によるものか」(TGA)とする他にマイナス要因が見つからない。

なお、1~9月の1倶楽部平均入場者数は2万598人で、前年同期に比べ1535人減ったが2万人を維持した。県別では、宮城県が1744人減の2万6153人、福島県が2643人減の2万4039人などとなっている。

関連記事:2020/10/4 東北地区及び東京都、山梨県7月入場者、7~10%減

※「ゴルフ特信」第6570号より一部抜粋

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