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2020.11.28
2020/11/28 若者利用が急増、アコーディアは8月20代が倍増

今年8月はゴルフ場の入場者数が各地区で2桁の増加をみるなどコロナ禍でのゴルフ場の回復が目立っているが、特に大手ゴルフ場運営グループでも20代を中心とした若者の利用が急増したことがわかった。
アコーディア・ゴルフによると、8月のユニーク入場者数(重複を除く実際の人数で、延べではない)は100%を基準にすると、20代が202・6%で増加率が最も高く、30代163・9%、10代157・5%、40代152・7%、50代142・1%と若い世代の増加率が高いという。20代と10代は6月と7月も増加率が高く、人数が増えたということは新規参入が増えたことを意味し、ついに8月は爆発的に増えたようだ。

同社では「特に思い当たる理由はない」という。ただゴルフ練習場が「特需状態」で人気であることから、コロナ禍でも屋外で体を動かすスポーツとして、認知されてゴルフが若者にも人気が高まったのではないかとみている。
他のゴルフ場関係者は、ある程度県境をまたぐ移動が認められたものの海外旅行は不可能で、それら大きな需要の中でゴルフが選ばれて急拡大したとする向きもある。

またPGMグループは8月度の10~20代の来場数は、前年度と比較して130%弱の伸びでアコーディアほどではないものの、大きく増加したという。その要因として、同グループでは①1ラウンドスループレー枠の増加(時間の有効活用ができる)、②弊社全コースで推進している「ピンクティ」の活用(初心者、レディースへの推進)、③ロッカーでの滞在時間短縮のため、プレー時の服装でご入場を推奨--等が考えられると分析している。
ゴルフの人気ぶりは株式市場にも影響しており、バリューゴルフやGDOなどは8月以降、株価が急回復している。

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※「ゴルフ特信」第6564号より一部抜粋

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