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2020.10.10
2020/10/10 ㈱平和の第1四半期業績、新型コロナで売上高56%減少

パチンコ等遊技機器メーカーで、ゴルフ事業のパシフィックゴルフマネージメント㈱(PGM、田中耕太郎社長)を完全子会社とする㈱平和(嶺井勝也社長)は6日、2021年3月期第1四半期(4~6月)連結業績を発表した。
それによると、同期の売上高は161億73百万円で前年同期比56・1%の減少、営業損失は44億15百万円(前年同期は営業利益81億02百万円)、経常損益は44億91百万円(同経常利益81億72百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失58億13百万円(同四半期純利益58億57百万円)と減収減益だった。

同期のセグメント別情報では、遊技機事業が売上高11億71百万円で前年同期比91・0%減、営業損失33億01百万円、ゴルフ事業が売上高150億01百万円で同36・9%減、営業損失5億03百万円。ゴルフ事業の売上高内訳は、ゴルフプレー売上が129億49百万円で前年同期比39・3%減、会員関連売上が19億40百万円で同10・3%減となった。
なお、平和の連結子会社・パシフィックゴルフマネージメント㈱が河川敷で運営する川越グリーンクロス(27ホール、埼玉県川越市古谷本郷865の1)のゴルフ場用地について、「国交省関東地方整備局の荒川第二・三調整池事業の進捗状況等を踏まえた事業を再評価した結果、当該資産を30億08百万円減額し、減損損失として特別損失に計上」したとしている。

経営成績に関する説明では、遊技機事業は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でパチンコ、パチスロとも新機種の発売を見送ったため販売台数が減少し減収減益となった。
一方ゴルフ事業は、新型コロナウイルスの影響に伴う外出自粛などで来場者数が著しく減少するとともに、コンペ中止等に伴う顧客単価の低下からゴルフプレー売上も大幅減少したとしている。もっとも、直近の市場環境としては、7月以降は「令和2年7月豪雨」の影響があるものの、来場者数、顧客単価とも回復傾向にあるとしている。

関連記事:2020/7/12 ㈱平和2020年3月期業績、減収減益に

※「ゴルフ特信」第6547号より一部抜粋

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