一季出版株式会社

2020.10.02
2020/10/2 新東京都民ゴルフ場(東京)再開場、5年後に桜の名所へ

パブリック運営の新東京都民ゴルフ場(9ホール、東京都足立区)が8月1日にリニューアルオープンレセプションを開いた。
新たに経営母体となった医療法人社団葵会の新谷幸義理事長は、「皆様のご了解を得られればこのゴルフ場の周りに桜の木を2千本植える予定をしております。5年後は上野の公園に負けないような桜の名所、東京都民のいこいの場、区民のいこいの場、さらに健康増進の場として、いきたいと思っております。これが私の今日からの夢であります。是非、5年後の4月15日に桜を見る会を催したいと思っております」と挨拶した。

来賓の挨拶では鹿浜昭足立区議会議長などが水没と廃業の危機からの復活に感謝と今後の期待を述べた。経営会社・㈱NIHON.TURF&GREENの河本貢司社長は、今年4月からの工事開始で再開場できたことを関係者、地元の方に感謝のお礼を述べた。
同ゴルフ場にゆかりのある青木功プロ(JGTO会長)と倉本昌弘PGA会長が来賓として出席し、青木プロは15歳の春にキャディとして就職した思い出や世界で活躍できるようになった気持ちの持ち方、パター練習法を披露、倉本プロはPGA会長として「健康とゴルフ」をゴルフ振興に活かしたいこと、新東京都民は車がない、時間がかかるなど若者がゴルフをやらない理由を解消できるので、ゴルフを職業とするプロゴルファーにとって生きてゆく道なのかなと語った。

当日の会場は、近くの特養ホーム建設予定地を利用。身体的距離、検温、マイクの取替えなど新型コロナ感染防止に留意しての開催で来賓の挨拶も短く、式典は1時間半で終了。荒川左岸河川敷内のコースに移動して青木、倉本両プロ、新谷理事長が始球式を行い、午後2時から一般のプレー受入れを開始した。
桜の名所構想は水害でダメージを受けただけに心配も先立つが、新谷理事長に尋ねると「水門を直しました。桜に囲まれた中でゴルフや散歩が楽しめます」と話している。

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※「ゴルフ特信」第6544号より一部抜粋

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