一季出版株式会社

2020.07.20
2020/7/20 八甲田ビューカントリークラブ(青森)資産譲渡で経営交代

㈱八甲田ビューカントリークラブ(田中芳貴代表取締役、大阪市北区)は八甲田ビューCC(27ホール、青森県十和田市大字法量字谷地20の1)の土地・建物の保有資産を5月1日付けで譲渡し、事業を廃止することになったとHP等で報告した。HPの日付は5月20日、フェイスブックでは5月26日に報告した。
報告によると、同ゴルフ場は昭和55年7月開場で40年間を経過し、その間ゴルフ場を取り巻く環境が大きく変化し、幾度となく経営交代を経験した。しかし平成18年以降は来場者数が減少の一途を辿り、過去10年間は毎年5千万円から1億円の赤字経営を余儀なくされた。一昨年末には、経営改革を断行し、過去10年間の平均収支を大幅に上回る結果を残すことが出来たが、抜本的な経営再建には至らなかった。この様な状況の中、太陽光発電事業や、レストランやゴルフ場の経営管理などの事業会社から経営再建の打診を受け、民事再生の申立等を模索してきたが、ゴルフ場から得られる収益が少ないことから破産に移行する可能性が高く、会員のプレー機会及び地域在住の従業員の就業機会を確保する事が、経営者としての最低限の責務であると考え、この度の判断になったという。

保有資産の譲渡では、会員の預託金は継承されないが、譲渡先企業である新渡戸国際スポーツ文化㈱(中野英喜代表取締役、青森県十和田市)は5月26日付けで案内を出し、6月1日に「十和田湖高原ゴルフクラブ」(住所は従来と同、℡0176・74・2588、太田力支配人)として新規開場し、旧会員には年会費納入を条件に無料で会員の地位を証明する会員証を発行し、令和3年3月末まで通常15万円の名義変更料を1回に限り無料とすると通知した。8月1日から新規会員募集も開始する予定。

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※「ゴルフ特信」第6517号より一部抜粋

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