一季出版株式会社

2020.06.11
2020/6/11 2月動態統計、売上高16・9%増、利用者数13・5%増

経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の令和2年2月の速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は48万3757人で、前年同月比13・5%の増加。売上高は45億33百万円で前年同月比16・9%の大幅増加となった。利用者数、売上高とも2カ月振りの増加となっている。
2月(増減率は経産省で調整)は、利用料金収入は平日が7・7%の増加、土・日祝日が28・5%の大幅増加だった。曜日別での利用者数は、平日で会員6・2%増、非会員7・0%増、土・日祝日は会員16・4%増、非会員25・9%増と大幅増となった。祝日(天皇誕生日)が増えたことと、うるう年で1日多かったことや暖冬の影響が大きく、懸念された新型コロナの影響はまだ限定的だったようだ。昨年同月も2月は利用者数が11・7%増、売上高は8・9%増だった。今年2月の食堂・売店(直営)収入は17・2%増、キャディフィは10・3%増となっている。

2月の18ホール換算(営業ホール数は前年同期比1・6%増)は、利用者数11・6%増、売上高15・0%増。客単価(1人当たり利用額)は9370円で、前年同月に比べ3・0%のアップとなっている。
ゴルフ練習場の2月は利用者数が土・日祝日に24・5%増でトータル12・6%の増加、売上高も14・0%増でともに3カ月連続の増加となった。
他の対個人サービス(売上高)の2月は、新型コロナウイルスの影響で海外客が減り遊園地・テーマパークが17・5%減となった他、屋内型のパチンコホールは3・1%減、ボウリング場は4・7%減で、対個人サービスではゴルフ場と、ゴルフ練習場が突出して増加した。

関連記事:2020/5/10 1月動態統計、売上高2・1%減、利用者数3・1%減

※「ゴルフ特信」第6503号より一部抜粋

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