一季出版株式会社

2020.03.23
2020/3/23 2019年動態統計、ゴルフ場年間売上高3・2%増加

経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の令和元年12月分と2019年の速報を発表した。
それによると、12月速報分を含む2019年1年間(対象は経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)のゴルフ場利用者数は929万2354人で前年4・1%の増加となり、4年振りの増加となった。売上高は916億6700万円と900億円台に復帰し、前年比3・2%の増加となり、2年振りの増加となった。

利用者数の内訳は、平日が会員3・7%増、非会員2・7%増、土・日祝日が会員4・3%増、非会員6・6%増となった。トータルでは会員が4・0%増、非会員は4・1%の増加となった。売上高の内訳では利用料金収入が4・2%の増加(平日3・3%増、土・日祝日5・1%増)、キャディフィが0・7%増、食堂・売店(直営)が1・7%増となった。客単価は9865円で前年比87円、0・9%下落し、2年振りにマイナスとなった。

12月の速報ではゴルフ場の利用者数は62万8041人で前年同月比1・4%の増加、売上高は65億13百万円で前年同月比0・8%の減少となった。平均営業日数は0・4%減の21・9日だった。利用者数は平日が会員11・3%増、非会員11・5%増、土・日祝日は会員6・8%減、非会員12・9%減だった。暖冬と言われたが調査地域には大きな影響は出なかったようで土・日祝日が計2日少なく、平日が増えたことが大きく影響した。利用料金収入は平日13・1%増、土・日祝日10・9%減だった。

2019年は月別に見ると、天候不順だった前年の反動で大きく動いた。雪の影響が少なかった1月は利用者数16・4%増、売上高が14・4%増、2月も9・8%増、7・5%増、前年に豪雨があった7月は7・4%増、4・8%増、同じく前年に度重なる台風があった9月は18・7%増、18・2%増と大幅に増加した。今年も地域的に台風や豪雨被害が凄まじかったが、統計的には前年より影響が少なく、ここ最近の平年並みに戻ったような数値となった。

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※「ゴルフ特信」第6476号より一部抜粋

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