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2019.08.21
2019/8/21 中国の処分ゴルフ場、昨年14カ所で計127カ所に

共同通信グループのNNNアジアが7月25日に配信したニュースによると、中国では違法なゴルフ場の取り締まりが昨年、14カ所あったという。中国住宅都市農村建設省(住建省)による情報として、同省や国家発展改革委員会(発改委)、生態環境省など11部門が全国のゴルフ場を対象に実施した取り締まりで、2018年は山西省、吉林省、福建省、山東省などのゴルフ場14カ所が違法運営や報告不備、虚偽申告などの問題で処分されたという。

中国政府は2011年から土地や水資源の合理的な利用と保護を目的に、ゴルフ場に対する取り締まりを強化していると報じており、2018年末までに処分を受けたゴルフ場は計127カ所になったという。政府は今後、衛星監視システムの活用や、巡回点検、メディアを通じた啓発活動などで管理を強めていくとしており、違法なゴルフ場は取締りを強化していくようだ。

中国では、環境に悪影響を与えるとして2004年にゴルフ場新設を原則禁止の通達を出した。それが2014年までに500コースを突破するなど急増、無許可建設や水不足等の問題から2015年3月に一挙に66カ所のゴルフ場に閉鎖命令が出された。このため2011年に683カ所あったゴルフ場は2017年には496カ所にまで減少していた。

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※「ゴルフ特信」第6401号より一部抜粋

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