一季出版株式会社

2019.04.05
2019/4/5 都市別プレー料金支出額、平成30年のトップは相模原市

総務省統計局は、食料や住居、教育費などに国民が支出した額を品目別に集計した「家計調査」を行い、平成30年の年間集計結果の速報を2月8日に発表した。餃子の消費料(額)で浜松市と宇都宮市の競争が話題となるこの調査だが、このデータ(家計簿から集計)から〝ゴルフプレー料金〟(練習場などを含む)と〝ゴルフ用具〟を抽出し、ゴルフプレー料金を紹介する。

 このデータは二人以上の世帯の道府県庁所在市及び政令指定都市別の全52市・区部の家計調査で今回は、計7638世帯分に基づき集計(データ不採用世帯あり)している。これに基づきランキング付けした。
 まず、二人以上の世帯当たりのゴルフプレー料金に対する平均年間支出額は、前年(29年)より379円減、率にして4・7%減の7758円となった。100世帯当たりの購入頻度(プレー・練習回数等)も、前年比で13回減少の101回だった。
 一方、1万世帯中でゴルフプレー料金を支出した世帯数は305世帯で29年の330世帯より25世帯減と連続減少となった。

 52市・区部の〝道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング〟で、ゴルフプレーに関する一世帯平均支出額がトップとなったのは神奈川県の政令指定都市である相模原市の2万331円で、前年2位だった1万5856円より、4475円、28・2%増となった。2位は神奈川県の県庁所在地である横浜市の1万4322円で同市も前年から108円、0・8%増えた。
 1万円以上は上記のほか、名古屋市、宇都宮市、奈良市、堺市、東京都区部、水戸市、宮崎市、大分市、津市、長野市の計12市・区部で、前年の16市・区部より4都市減少した。

 相模原市や横浜市は上位の常連で、相模原市は相模原GCなど市内に6ゴルフ場あるなどゴルフする環境に恵まれた地域。横浜市は市内のゴルフ場は4カ所だが、アクアラインにより千葉県のゴルフ場も利用しやすく、熱心なゴルファーの多い都市という印象だ。
 前年トップだった浜松市は9292円、58・2%減少して30年は6662円で21位であった。増加率で高かったのは623・2%増の鳥取市、603・8%増の青森市。減少率は新潟市の71・4%減、盛岡市の66・3%減が目立った。

 100世帯当たりの購入頻度では、今回は4市が200回以上を記録し、トップは247回の宮崎市で前年の241回から6回増加して2年連続のトップ。2位は宇都宮市が232回、3位は230回の相模原市、4位は201回の横浜市となった。29年も4市が200回以上だったが、千葉市は210回から114回、福島市は230回から81回に大幅減少した。

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※「ゴルフ特信」第6340号より一部抜粋


 

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