一季出版株式会社

2019.04.01
2019/4/1 ゴルフ練習場30年動態統計、利用者数3.5%減少 、売上高9年連続減、1打席利用者数1.1%増

経済産業省は「特定サービス産業動態統計」でゴルフ練習場(対象は経済産業局所在の8都道府県)の平成30年12月と30年の速報を発表した。

 12月は利用者数が140万811人で前年同月比0・5%増、売上高は21億27百万円で前年同月比2・3%減となった。利用者数のうち土・日祝日の利用者数は62万3332人で前年同月比7・2%の増加だった。30年は、これで利用者数が前年同月を上回ったのが3カ月目、売上高は3月を除き前年同月を下回っている。

 また30年年間の速報は、利用者数が1914万3509人で前年比3・5%減、売上高は288億02百万円で前年比5・3%減となった。利用者数のうち土・日祝日の利用者数は795万3913人で前年比2・6%の減少だった。

 長期データによると、平成22年から利用者数、売上高とも前年割れが続き、売上高は9年連続減、利用者数は29年に0・6%増と8年振りのプラスだったため、2年振りのマイナスとなった。

 なお、稼働打席数は調査結果が残る平成15年以降、16年連続の減少が続いており、30年は0・9%減の1万4075打席となった。打席数当たり利用者数では2・5%減の1360人となり、23年以降では26年と並んで少なかった。ゴルフ練習場の30年は7月(売上高15・0%減、利用者数12・6%減)、9月(10・8%減、10・2%減)だけでなく8月も12・7%減、10・8%減と2桁減少し、夏場の豪雨、台風の影響は大きかったようだ。

 

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※「ゴルフ特信」第6338号より一部抜粋

 

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