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2018.12.12
2018/12/12  2025年大阪万博決定、インバウンドに追い風

11月23日に2025年の国際博覧会(万博)が大阪市で開かれることが決まった。
 大阪万博というと、1970年の大阪万博が思い出され、ゴルフ界でも2年に一度、太陽の塔がある万博公園でゴルフ場の資材機材展示会が開かれており、馴染みがある。
 2025年大阪・関西万博は誘致委員会のホームページ(https://www.expo2025-osaka-japan.jp/)によると、大阪市西区の人工島である夢洲(ゆめしま)の約155ヘクタールを会場にして開催。開催予定期間は5月3日から11月3日までの185日間で、想定来場者数約2800万人、経済波及効果は試算値で約2兆円を見込むという。
 日本では2020年東京五輪開催後の経済の落込みを懸念する声もあったが、少なくともインバウンド(外国人客)が期待されるビッグなイベントとなる。

 ちなみに大阪千里で開かれた大阪万博は6422万人が来場。また1990年に大阪の鶴見緑地で開かれた「国際花と緑の博覧会」は2312万人が来場、オーガスタナショナルの12番ホールを再現してゴルフ界でも話題となった。
 今後インバウンドや国際交流が期待される中、安達建設グループの京都ゴルフ倶楽部(上賀茂C、舟山C、各18ホール、京都市北区)はこのほど、フランスのゴルフ場のカンヌ・ムジャンと姉妹提携したと発表した。
 同倶楽部によると、フランス人女子プロゴルファーのナタリー・ジャンソン氏が主宰する「日仏ゴルフ友の会」の活動の一環として、条件の合う2クラブのマッチングとなったという。カンヌ・ムジャン(1923年開場の18ホール、設計はハリー・コルト氏)はヨーロッパ有数の高級リゾート地のコート・ダジュールにあり、カンヌ市内から約20分のよく管理された会員制高級リゾートコース。一方の京都GCは国際観光都市・京都の中心から約20分の地で素晴らしい景観を持つとして選定されたという。

 両クラブは姉妹提携の上、相互の懇親行事の開催並びに相互利用の促進を目指す。双方の会員は相互に会員並みの待遇で利用できることになる。
 なお、ナタリー・ジャンソン氏はパリ出身。1983年に日本における外国人女子プロ第1号となり、1990年までの7年間に200回のトーナメントに出場した。現役引退後も1993年に仏国でル・グラン・クラブを設立。代表取締役社長として活躍中。日仏両国のゴルフコース、ゴルフ文化に精通しているのはもちろんのこと、日仏のゴルフ・文化交流に30年以上関わっているという。

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※「ゴルフ特信」第6309号より一部抜粋

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