2026.09.05
2026/9/5 全国のゴルフ場労災事故、25年は1・5%増の961件
日本ゴルフ場支配人会連合会(東京都台東区)が先月の幹事会総会で発表した、2025年(1月1日~12月31日)の労働災害実態調査(東日本及び西日本支配人会加盟クラブ、西日本は一部非加盟クラブ含む)によると、25年の労災件数は961件にのぼり、前年の947件から14件増加、率にして1・5%の増加となった。24年は前年から約3・0%増となっており、25年も増加が続き2年連続の増加となった。
25年調査では東日本及び西日本の支配人会が静岡県と新潟県(21年末で退会)を除く全国45都道府県の1599クラブ(前年比16クラブ減、約1・0%減)の協力を得て調査しており、東日本(773クラブ、前年比6クラブ減)では468件(前年比19件減、約3・9%減)、西日本(826クラブ、前年比10クラブ減)では493件(前年比33件増、約7・2%増)となり、東日本は減少した一方、西日本が大きく増加して全体を押し上げた。
25年中に発生した労災事故のうち、最も憂慮される死亡事故は7件(東日本2件、西日本5件)報告され、24年の6件から1件増加した。23年の4件、24年の6件、25年の7件と3年連続で増加しており、コース管理作業中の事故防止に向けた安全対策の徹底が改めて求められる。また、永久一部労働不能事故(障害等級4~14級)は西日本で1件発生し、前年と同数だった。永久労働不能(障害等級1~3級)は2年連続で発生していない。
1クラブ当たりの労災発生数で見ると、全国平均では0・60件となり、24年の0・59件から0・01件増加した。東日本では0・61件(24年0・63件)と減少した一方、西日本では0・60件(24年0・55件)と増加し、東西で傾向が分かれた。都道府県別で労災件数が「前年より増加」したのは22都道府県(前年20都道府県)で北海道(17件増)、栃木県(15件増)、大阪府(14件増)などが増加。一方で、埼玉県(19件減)、福岡県(16件減)、神奈川県(15件減)などは大きく減少した。
労働災害の内容では、重大事故が「死亡」7件(前年1件増)、「永久労働不能(障害等級1~3級)」0件(0件)、「永久一部労働不能(同4~14級)」1件(前年と同数)。その他、休業災害は30日以上が174件(9件増)、8日以上438件(13件増)、4~7日92件(13件減)、1~3日249件(4件増)となり、災害件数合計は961件(14件増)となった。
職種別件数は、「キャディ」366件(58件減)、「コース管理」300件(20件増)、「その他各部署」241件(2件減)で、コース管理が大きく増加した一方、キャディは大幅に減少した。西日本のみ集計の「レストラン」は54件で前年比12件増加した。原因別件数では、滑り・ふみ外し・転倒転落等に起因する「行動」が643件(17件増)と圧倒的に多く、次いで「その他」144件(11件増)、カート・コース管理機械車輌等に起因する「機械」106件(11件増)、「打球」40件(18件減)。西日本のみ集計の「通勤」は28件で前年比7件減少した。
