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2018.06.14
2018/6/14  くまもと阿蘇CC湯の谷C(熊本)来年秋再開場を表明

熊本地震以降閉鎖している、くまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コース(18H、熊本県)が、「2019年秋の再開に向けて動き出すことに決定した」と表明し、話題となっている。
〝湯の谷コース休業から早や2年の経過となりました〟で始まるホームページでの案内では、〝会員様以外にも地元の皆様、コース設計井上誠一ファンの皆様ほか全国多数の熱い、温かい応援・ご協力を頂きました〟とし、再開に向けて動き出すことに決定した旨を報告している。
県内で最も古い昭和27年に開場した同ゴルフ場は、コース設計の名匠と呼ばれる井上誠一氏と、保田与天氏が設計を手掛け、ブルドーザーなどの機械を使用せず、自然の地形をそのまま生かしてつくられたゴルフ場として県外からの人気も高く、再開を待ち望む問い合わせ電話も多かったという。
地震により崩壊した湯の谷を通る阿蘇登山道路も4月26日に復旧したところでコースの復旧が待ち望まれている。コースの担当者は「今は水事情が解決していないのでまだ工事には入れないが、9月には本格改修工事に取り掛かる予定」と話している。
もっとも、この2年間でコース内には雑草が生い茂り、「馬の背」の通称がある名物の3番パー5はフェアウェイが崩落し、パー72を71にレイアウト変更する案も持ち上がるなど難題は少なくないという。姉妹コースに、くまもと城南CC(27H、熊本)があることから、会員のプレー面など何かと融通できているようだ。

※「ゴルフ特信」第6238号より一部抜粋

 

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