一季出版株式会社

2026.07.07
2026/7/7 日高カントリー倶楽部(埼玉)第67期決算で経常黒字化を達成

株主会員制の㈱日高カントリー倶楽部(27ホール、埼玉県日高市)は、第67期(令和7年1月1日~12月31日)の有価証券報告書をまとめ、3月27日付けで関東財務局に提出した。
同ゴルフ場は従来より、〝若手ゴルファーの育成や地域住民とのふれあいイベントなどを企画実行して、持続可能な環境・地域に貢献する施策であるサステナビリティの充実を図り、経営成績の向上を目指す〟ことを経営方針に掲げ、また近年は財務面の構造改革も行っている。
同期では「経常損益の黒字化」を達成。売上高は前事業年度比10・7%増の11億2716円と増収を確保した。営業費用では給与改定による人件費増があったものの、器具備品費や減価償却費等の設備投資費用の減少等により、営業利益は2153万円(前年は9760万円の営業損失)、経常利益は4631万円(7457万円の損失)、当期純利益は3201万円(9818万円の損失)を計上した。

増収の主因は年会費および名義書換料の改定によるもの。主業務であるプレー収入は前年比1・3%減の5億4283万円(1人当たりプレー収入は200円増の1万1233円)で、これは前年以上の酷暑の影響で営業日数が5日減の305日となり、入場者が前年比3・1%、1526名減の4万8326名に留まったことや、キャディ確保に苦慮し入場者の受け入れが出来なかったことが影響した。
年会費及びロッカー収入は、年会費の改定を行ったため33・1%、6296万円増加し2億5301万円。食堂売店は前事業年度に行った厨房工事による休業がなくなったことにより1・6%、207万円増加し1億3022万円。名義書換料は書換料の改定を行ったことで件数が26・4%減少したものの40・9%増の1億8250万円となった。

今後の課題として、猛暑への「芝対策」を喫緊の課題としたほか、グリーントランスフォーメーション(GX)を推進。太陽光発電や地下水利用、施設のLED化など省エネ設備を継続確保し、SDGsの推進役としての地位確立を目指す。また「ゴルフで認知症予防」への協力や地域住民とのふれあいイベントを通じ、地域社会の一員としての責任を全うするとしている。
深刻なキャディ不足に対しては、新規採用の強化に加え、酷暑時の安全対策としてキャディ用乗用カートの導入を検討。人材育成では高卒・短大卒の新卒採用を毎年5名行う目標を掲げ、SNS活用やインターンシップ受け入れ、定年退職者の再雇用にも積極的に取り組む方針だ。
なお、資金需要は自己資金で賄うことを原則とし、外部借入に頼らない健全な財務体質を維持。会員権の名義書換に伴う預り保証金の返還も順調に進めていると報告した。

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ゴルフ特信」第7356号より一部抜粋

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