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2026.03.12
2026/3/12 ゴールドウイン、生物多様性保全プロジェクト始動

㈱ゴールドウイン(渡辺貴生代表取締役社長CEO)は12月11日、創業の地である富山県小矢部市において、自然を回復させる「ネイチャーポジティブ」の実現を目指した生物多様性保全プロジェクトを開始したと発表した。公益財団法人・日本自然保護協会(NACS-J)と協働し、まずは富山県の県指定天然記念物である「ハッチョウトンボ」の生息地再生に取り組むとしている。

プロジェクトの舞台となるのは、同社グループが運営する「ゴルフ倶楽部ゴールドウイン」(18ホール、小矢部市)の敷地内にある天然記念物指定地「興法寺のハッチョウトンボとその発生地」。世界最小級のトンボとして知られるハッチョウトンボは、かつてこの湿地に生息していたが、湿地の樹林化や乾燥化が進み、2024年の調査ではその生息が確認できなかったという。
この状況を受け、ゴールドウインは富山県教育委員会、小矢部市教育委員会などの協力のもと、湿地環境の再生に向けた具体的な活動を始動。今後、複数年をかけて湿地を再生し、ハッチョウトンボの再定着を目指す。この活動は、興法寺や地域住民、富山県西部森林組合らの支援を得て進められるとしている。

さらに、同社は天然記念物指定地を含む敷地を、国が生物多様性保全への取り組みを認定する「自然共生サイト」への登録を目指す。

このプロジェクトの目指すところは、ゴルフ場の敷地内にとどまらず、小矢部市全体のネイチャーポジティブへの貢献と説明。ゴールドウインと日本自然保護協会は既に、富山市科学博物館などの専門家と連携し、小矢部市全体の生物多様性評価を実施。市内の重要な場所19カ所(約5061ha)を特定し、地域の保全計画づくりに資する情報を整理した。この結果、今回の活動地である蟹谷丘陵は、市内でも生物多様性にとって特に重要な場所であることが科学的に示されているとしている。
同社は、地域ごとの特性に合わせ、流域や景観スケールで保全を進める「ランドスケープアプローチ」の重要性を踏まえ、地域連携を深めていく方針としている。

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「ゴルフ特信」第7310号より一部抜粋

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