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2025.11.08
2025/11/8 尾道ゴルフ観光㈱、来場者減とコスト増で厳しい決算に

尾道うずしおカントリークラブ(昭和60年10月開場、18ホール、広島県尾道市)を経営する尾道ゴルフ観光㈱(吉田大造代表取締役、広島県尾道市)は、7月29日に第53期(令和6年5月1日~令和7年4月30日)決算の有価証券報告書を中国財務局長宛てに提出した。

財務状況及び経営成績の状況によると、県内ゴルフ場においては、猛暑や天候不順による入場者の減少や諸経費高騰によるコスト増加により、厳しい経営環境が続いている。同社でも、来場者数が夏場の猛暑等で7~10月及び2月に2桁マイナスを記録してトータル3万3147人で前年同期に比べ3404人、9・31%減少(会員9・69%減、ビジター9・20%減)したうえ、諸物価高騰による経費増加等により売上高2億6236万6千円(前期比2267万6千円減)、経常損失1667万3千円(前期は531万6千円の利益)、当期純損失2167万3千円(同577万円の利益)で、減収減益という厳しい決算になったとしている。

営業収入(売上高)の実績では、前期より増収が年会費収入2498万4千円(前期比63万8千円増)と売店等売上収入434万8千円(同25万3千円増)の2科目で、ラウンドフィー(前期比2336万1千円減の2億2889万6千円)と食堂収入(同20万5千円減の413万6千円)は減収だった。
なお、目標とする経営指標等について具体的な数値は設定していないものの、ゴルフ場設備の維持整備を目的とした設備投資を実行するため、来場者数及び売上高の増加により適切な当期純利益とキャシュ・フローの確保を目指して取り組んでいるとしてる。

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「ゴルフ特信」第7261号より一部抜粋

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