2025.11.01
2025/11/1 世界ゴルフ参加者数、米墨以外で1億800万人と
R&Aは全英オープン開幕の7月14日に2024年世界ゴルフ参加レポート(2024 Global Participation Report)を公表し、R&A加盟市場(アメリカとメキシコ除く)において、コース以外を含む形式でゴルフをプレーする大人とジュニアの総数が1億800万人に達し、23年から300万人近く増加したことを発表した。
大手スポーツ市場調査会社スポーティング・インサイツが調査したデータで、大人ゴルファーは6410万人(前年比180万人増)、初めて調査に含まれたジュニアは4390万人で、若者の80%が9ホールまたは18ホール以外の非伝統的形式(オフコース)でゴルフに参加。オンコースゴルファーの大人とジュニアは23年の4270万人から4330万人に増加。登録ゴルファー数も820万人から840万人に増加している。
地域別ゴルフ参加数では、アジアが大人ゴルフ人口最大で2620万人、ヨーロッパ1970万人、カナダ680万人。ジュニア人口はヨーロッパが最大で1850万人。主要9市場において、女性は大人参加者全体の31%、オンコース大人ゴルファーの25%を占める。オフコースでは大人参加者の50%が女性となっている。
レポートでは屋内シミュレーターゴルフ、アドベンチャーゴルフ、ドライビングレンジなどの非伝統的形式が成長。カナダのオンコースゴルファーの37%、イギリスでは36%がゴルフコース以外の形式から移行しているとした。R&AのCEOは「1億人以上が何らかの形でゴルフをプレーしていることは大きな意義を持つ」と述べたそうで、オフコース以外からのコースデビューに期待していることが明らかだ。R&Aは2026年までの10年間で2億ポンドを世界中のゴルフ発展に投資している。
ちなみにアジア市場は日本が全ゴルファー数1045万9500人で、登録ゴルファー72万8074人(男性65万3253人、女性7万1094人)、ジュニア8400人、コース数3089、1コース当たり平均利用者数3386人と表記。ジュニアでは8万1170人の中国(全ゴルファー100万人、コース数101)、2万人のインド(18・45万人、289)の方が多く将来的に市場が拡大する可能性があり、1コース当たり平均利用者数は9102人の韓国(768万2500人、コース数844、ジュニア2173)、4715人のシンガポール(12万2500人、26、2602)の方が日本より高くなっている。
R&A同様、アメリカでもオフコース人口増での全体への上乗せが期待されている。日本のデータもそうなのだがレジャー白書の24年国内ゴルフコース人口は490万人と推定されるところで、これら統計との差異を生んでいる。
なお、スポーティング・インサイツでは、含まれる情報の正確性を保証できるものではないと注記している。
