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2025.08.23
2025/8/23 ゴルフ場建設工事、金額が大幅増から一転R4年度水準に

国土交通省は、令和6年度分(令和6年4月~令和7年3月)の「建設工事受注動態統計調査報告」を先ごろ公表した。
この統計調査は、建設業許可業者(約48万業者)の中から約1万2千業者を対象に実施しており、そのうちゴルフ場建設工事は請負契約額1件当たり500万円以上を集計している(令和3年度に推計方法を変更)。

それによると、令和6年度の全国ゴルフ場建設工事金額(請負契約額)の総額は76億74百万円で前年度実績に比べると234億92百万円、率にして75・4%減となった。前年度(令和5年度)は、新設工事などといった規模の大きい工事が激増して、金額で229億71百万円、280・3%増と驚異的な伸びをみせていたが、6年度は4年度水準(81億95百万円)にまで戻った。
工事を発注した企業の工事金額を業種別(全11業種)でみると、「不動産業」が金額2億46百万円で前年度より12・6%増えたが、前年度より増加したのは「不動産業」のみ。あとの10業種については、「運輸業」3億38百万円(前年度比15・4%減)、「製造業」4億85百万円(61・7%減)、ゴルフ場を含む「サービス業」65億28百万円(77・1%減)、「鉱業、建設業」77百万円(80・6%減)、前年度に実績のあった「電気・ガス・熱供給・水道業」、「卸売・保険業」、「その他」の3業種が金額ゼロ、「農林漁業」、「情報通信業」、「金融・保険業」の3業種が前年度と同様金額ゼロとなっている。

一方、令和6年度の工事件数は440件にのぼり、前年度に比べ55件、11・2%の減少だった。
業種別でみると、「運輸業」が38件で前年度比117・2%増をはじめ、「不動産業」16件(前年度比28・8%増)、「サービス業」352件(11・6%増)の3業種が前年度より件数が増えた。逆に減ったのは「製造業」26件(48・2%減)、「鉱業、建設業」8件(87・9%減)の2業種で半減以上、残る6業種ではゼロ件となっている。
令和6年度の1件当たり工事金額を計算すると約17百万円(前年度63百万円)で、前年度に比べ70%の大幅減少。業種別では「製造業」と「サービス業」が約19百万円、「不動産業」が15百万円などと続き、計3業種で1000万円を超えた。
ちなみに、ゴルフ場建設工事を含む同統計の土木工事全体の工事金額は4兆8948億95百万円で、前年度比12%増加した。工事種類(全10種類)別では増加が5種類、減少が5種類と増減半々で、ゴルフ場建設工事は前年度の激増の反動から最も大きな落込みだった。

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「ゴルフ特信」第7230号より一部抜粋

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