2025.08.15
2025/8/15 ㈱平和の25年3月期決算、総資産額1兆円超に
パチンコ等の遊技機器メーカーで、ゴルフ事業大手のパシフィックゴルフマネージメント㈱(PGM、田中耕太郎社長、東京都台東区東上野)と㈱アコーディア・ゴルフ(三好康之社長、同)を傘下とする、東証プライム上場の㈱平和(嶺井勝也社長、同)は5月14日に、2025年3月期(2024年4月1日~25年3月31日)の連結決算を発表した。
同期の売上高は1458億67百万円(前年同期比7・0%増)で、営業利益276億90百万円(18・2%増)、経常利益213億32百万円(6・2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益130億64百万円(21・4%減)と増収減益となった。
遊技機事業ではパチスロ機の販売台数が減少したものの、パチンコ機の販売台数が増加したことにより、売上高454億99百万円(13・3%増)、営業利益118億58百万円(71・4%増)と利益の伸長が目立った。
ゴルフ事業は、売上高1003億67百万円(4・3%増)、営業利益184億50百万円(4・2%減)となった。24年7月より花の木GC(岐阜県)を「GRAND PGM」として運営。またナイターゴルフの呼称を「Night Golf」に変更し、幅広いゴルファーへの訴求を図る方針で、新たに4ゴルフ場で「Night Golf」の運営を開始した。さらに「Cool Cart」を1000台から4000台に増強し、差別化施策を進めた。M&Aでは一志GC(三重県)を取得し24年10月より運営を開始、竜王Gコース(信託受益権譲受け、滋賀県)を25年3月より運営委託を開始した。
売上高は、来場者数が堅調に推移した上、需要を取り込んだ価格設定による顧客単価の上昇、ゴルフ場の新規取得により、前年同期比で増収となった。利益面は、各種原材料価格や水道光熱費の高騰、賃上げによる人件費の増加等に加え、株式取得に伴うアドバイザリー費用等を計上したことにより、減益となったと説明している。25年1月31日付けで取得したPJC Investments ㈱(現・㈱アコーディア・ゴルフホールディングス)は25年3月31日をみなし取得日とし、業績は26年3月期から連結業績に反映する。
同社の総資産は、PJCも含んで計上し前連結会計年度末比で6235億68百万円増加の1兆515億98百万円と、1兆円を超えた。ゴルフ場数の大幅増加等により有形固定資産が3158億87百万円(「PGMHR沖縄」の建設工事の進捗分含む)、のれん代2605億47百万円、現金及び預金が439億34百万円増加する一方、有価証券(投資有価証券含む)が96億76百万円減少した。
また負債は、前年度末に比べ6184億39百万円増加し、8072億83百万円となった。長期借入金が5237億25百万円増加した。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の組み入れにより利益剰余金が130億64百万円増加する一方、剰余金の配当により利益剰余金が78億90百万円減少したこと等により、前年度末より51億29百万円増加し2443億15百万円となった。自己資本比率は、今回の一連の本株式取得により借入金が大幅に増加し前年度末の55・9%から23・2%に低下した。投資活動で、使用した資金は5000億31百万円(前年度は27億10百万円の獲得)となった。増加要因は、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還・取得等によるもの。減少要因は、有形固定資産の取得による支払いとして、遊技機事業では18億53百万円、ゴルフ事業ではクラブハウス、コース等の改修に要する支払いとして169億45百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式取得による支出4792億63百万円等とした。
今後の見通しは、5月14日に公表した中期経営計画に基づき、目標達成に向けて各事業戦略を着実に実行していくとした。26年3月期の連結業績は、売上高2959億円、営業利益580億円、経常利益478億円、親会社株主に帰属する当期純利益231億円と増収増益を予想している。
なお、株主配当は1株40円の中間配当を実施し、期末配当1株につき40円で、年間配当は1株につき80円を予定。株主優待はPGM及びアコーディア・ゴルフが運営するゴルフ場や練習場等とし、料金支払いの一部として1000円分(最大16枚まで利用可能)利用できる株主優待券を保有株数に応じて年2回贈呈する。対象施設が拡大した。