2025.06.07
2025/6/7 首都圏等2024年入場者、前年比1・85%のマイナス
首都圏等の2024年入場者状況が、本紙の調べでこのほど判明した。東京都を除く10県(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、新潟、長野、山梨、静岡)のゴルフ場利用税に基づく入場者をまとめたもの。10県の施設数は24年12月末現在で831施設となり、栃木県で3施設減るなど計4県で前年同期より6施設減少している。
831施設の年間延べ入場者数は3582万7063人にのぼり、前年同期の3650万795人に比べ67万3732人、率にして1・85%の減少。新型コロナウイルスの国内まん延で2020年に7・34%減と大きく落ち込み、21年、22年と回復したが、23年に1・23%減となり、24年は2年連続マイナスを記録している。
2024年入場者を県別でみていくと、茨城県(114施設)は延べ入場者数556万5516人で0・04%増となったが、あとの9県は前年実績を下回り、静岡県(90施設=前年同期比1施設減)374万7764人で1・45%減、千葉県(161施設=1施設減)の延べ入場者数801万46人で1・73%減、埼玉県(83施設)401万4218人で1・75%減、新潟県(41施設=1施設減)110万8214人で1・81%減、栃木県(116施設=3施設減)485万9125人で1・90%減、神奈川県(52施設)266万5498人で2・16%減、山梨県(41施設)172万3387人で3・07%減、群馬県(67施設)254万3931人で3・68%減、長野県(66施設)158万9364人で5・02%減という状況だった。
半期別では、上半期(1~6月)が1709万4695人で前年同期比0・20%の減少(前年は1・67%減)、下半期(7~12月)が1873万2368人で前年同期比3・30%の減少(0・83%減)だった。
24年下半期については、7月(7・22%減)と8月(8・40%減)に大きく落ち込んだ。猛暑の影響によるものだが、8月はそれに加えて台風10号が猛威をふるい、新潟県(2・92%増)を除き5~10%の大幅マイナスとなった。9月以降は、秋のゴルフシーズンに期待がかかったものの、9月1・27%減、10月3・17%減、11月0・32%減と低迷した。12月は0・16%増と前年並みながら6月以来のプラスを記録し1年を締めくくった。