2025.05.22
2025/5/22 リソルHD、第3四半期決算、ホテル利益伸長し堅調
リソルホールディングス㈱(大澤勝代表取締役社長、東京都新宿区)は2月7日に、2025年3月期第3四半期(4~12月)の決算短信(連結)等を発表した。同期間の売上高は前年同期比10・2%増の218億30百万円、営業利益は17・4%増の25億44百万円、経常利益は19・0%増の24億42百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は36・7%増の25億46百万円となり、増収増益となった。
経営成績に関する説明では、インバウンドマーケットの好調、底堅いゴルフプレー需要、企業の人的資本投資拡大による研修需要の増加など堅調な状況と説明。ホテル運営では、旺盛なインバウンド需要で各種プロモーション施策を実施したことで客室単価・稼働率が順調に推移した。主力ブランドのリソルホテルズではツーリストホテルを目指して「体験価値」の提供を目指した館内装飾や日本文化体験イベントの開催、ホテルでの滞在をより充実したものにするコンシェルジュサービスを開始したという。
ゴルフ運営事業では、夏場の猛暑や台風の影響を受けたものの、コース品質・接客サービスの向上やクラブハウスの改修、美味しい食事の提供など、他社との差別化で客単価が向上した。また前年に取得した入間CC(埼玉)の運営や会員権販売が好調を維持し、業績は堅調に推移したという。さらに新規事業であるフェアウェイフロントヴィラ事業では「瀬戸内ゴルフリゾート」において、韓国からのヴィラ宿泊を伴うゴルフ利用が好調に推移したという。
リソルの森事業では、ゴルフ部門の真名CC(千葉)の客単価の上昇や、会員権販売が好調に推移。2024年10月に開業したドッグヴィラ「Dear Wan Spa Garden」(全10棟)が好調な他、会員制リゾートクラブの販売が好調を維持し、業績は堅調に推移したという。
福利厚生事業等も堅調としたが、投資再生事業の物件売却を控えたことにより、今回の決算状況となったという。
セグメント別の売上高と経常利益では、ホテル運営が22・5%増の113億32百万円、利益は102・3%増の20億88百万円と大幅に伸長、ゴルフ運営は3・8%増の66億97百万円、利益は9・2%減の9億43百万円、リソルの森(CCRC)は7・0%増の31億32百万円、利益は1・3%増の3億05百万円等となっている。