2026.08.05
2026/8/5 ゴルフ場建設工事、件数13%減少も金額78%の大幅増加に
国土交通省は、令和7年度分(令和7年4月~令和8年3月)の「建設工事受注動態統計調査報告」を先ごろ公表した。
この統計調査は、建設業許可業者(約48万業者)の中から約1万2千業者を対象に実施しており、そのうちゴルフ場建設工事は請負契約額1件当たり500万円以上を集計している(令和3年度に推計方法を変更)。
それによると、令和7年度の全国ゴルフ場建設工事金額(請負契約額)の総額は136億58百万円で、令和5年度(285億35百万円)以来の100億円超えとなった。前年度実績の76億74百万円に比べると59億83百万円、率にして77・97%の大幅増加を記録している。
工事を発注した企業の工事金額を業種別(全11業種)でみると、ゴルフ場を含む「サービス業」が金額120億03百万円で最も多く、前年との比較では83・86%の増加となった。以下、「不動産業」7億16百万円(前年度比191・48%増)、「鉱業、建設業」5億81百万円(656・75%増)などと続き、「その他」が前年度ゼロから1億90百万円、「製造業」(前年度比67・09%減の1億60百万円)と「運輸業」(97・93%減の7百万円)は大きく減り、「農林漁業」など計5業種は金額ゼロだった。
一方、令和7年度の工事件数は383件となり、前年度に比べ57件、12・59%の減少だった。
業種別でみると、「サービス業」は284件で全業種中最多だが前年度に比べ19・35%減少している。「不動産業」は38件で129・89%増、「鉱業、建設業」は34件で334・07%増と伸びた。「その他」は19件、「製造業」(7件で72・17%減)と「運輸業」(1件で97・35%減)は大きく減っている。
1件当たりの工事金額は全体で35・7百万円となり、前年度よりも18・2百万円増えた。業種別では「サービス業」42・3百万円(前年度18・6百万円)、「製造業」22・2百万円(18・7百万円)、「不動産業」19百万円(15百万円)などとなっている。
同調査は、新設のゴルフ場開発だけでなく増設、改良、補修等も含めた工事費用と工事件数を集計しており、新設や増設は近年ほぼストップしている状況から、部分的なコース改修などの小規模な工事を行った既設ゴルフ場が多かったものとみられる。
ちなみに、ゴルフ場建設工事を含む同統計の土木工事全体の工事金額は6兆2085億67百万円で、前年度に比べ27%増加した。工事種類別では全10種類が増加、ゴルフ場建設工事(78%増)は埠頭・港湾工事(95・6%増)に次ぐ2番目の伸びだった。
