2026.04.27
2026/4/27 25年ゴルフ場企業法的整理、5件で負債計181・7億円
2025年のゴルフ場企業法的整理は、5件5コースで、前年よりも件数、コース数とも3件増加し、7年連続で1桁台に収まった。
25年の法的整理の申請5件は民事再生が3件、特別清算が2件で、うち3件がゴルフ場としては2度目の法的整理だった。
不知火CC(18ホール、熊本県)経営の熊本観光開発㈱は、2006年にSOOZAN HEAVY INDUSTRIESが実質的なオーナーとなり、一度再生計画も成立したが、昨年3月に民事再生法の適用を申請し、新たな再生計画案で自主再建型の再生を目指している。
杉ノ木台GC(18ホール、福井県)経営だった㈱タケダ開発は3月に特別清算開始命令を受けた。すでに会社は解散を決議しており、ゴルフ場はスポンサー先の㈱ノザワワールドにて5月から運営している。
国木原GC(18ホール、和歌山県)経営の国木原開発㈱は7月に民事再生法の適用を申請した。スポンサー先には韓国スポーツマネジメントの大手とされる㈱GADスポーツ(韓国・ソウル)が予定されている。
31CC(9ホール、茨城県)経営の㈱リコオは、10月に民事再生法の適用を申請し、自主再生を目指している。
知覧CC(18ホール、鹿児島県)元経営会社の㈱南国リゾートは、10月8日付けで鹿児島地裁から特別清算開始の決定を受けた。知覧CCとしては以前経営していた南国興産㈱も2017(平成29)年2月3日に特別清算開始決定を受け、ゴルフ場事業を㈱南国リゾートに引き継いだものだった。すでにゴルフ場運営は親会社と取引のあるセメント卸売業のカネキ商店(鹿児島市)が100%出資する㈱知覧カントリーが7月に設立され事業譲渡されている。
なお、25年の5件の法的整理ゴルフ場企業の負債額合計は181・72億円で、1件1コース平均36億円。これにより、バブル崩壊の1991(平成3)年からの法的整理累計は、既設ゴルフ場数で1004コース(822件)を突破、負債総額は17兆396億円にのぼり、件数平均で208億円、1コース平均で163億円だが、近年は金融債務や預託金債務も少なくなり、大型倒産は少ない。
法的整理が少なくなったのは、ゴルフ場経営が上向いてきたことと、営業が不振で後継者難となり、太陽光発電等に転売して廃業するケースが増えていることも関係しているようだ。
