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2026.03.21
2026/3/21 ゴルフ人口減懸念もデータは高齢者健在を示唆

一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会(NGK)が毎月集計し発表しているゴルフ場利用税に基づくゴルフ場の利用者数は9月に3・76%減少し、これで2025年度で増加は8月だけだった。その8月は課税利用者数で3・0%増(19年比4・36%増)、70歳以上18歳未満等の非課税利用者は4・78%減で、非課税利用者率も20%を割る19・64%となり、〝いよいよ〟「2025年問題」が示現したかに見えた。ただ8月は24年に続き〝猛暑〟により非課税利用者率が落ち込む時期だった。それが9月の非課税利用者率は24・20%と、〝通常月〟に戻った。コロナ禍前の19年度との比較では非課税利用者数は5%以上増えている。19年度よりゴルフ場施設数が4%弱減った中で増えているので高水準を維持している。
ちなみに3~9月(利用税集計上4~10月)集計で課税者数は1・50%減だが、非課税者数は5・31%増加している。1コース平均にすると非課税者数は10%を超える増加だ。

ゴルフ場は2年続いた酷暑対策として、ミストやエアコンなどの装置をカートに装着、グリーンも酷暑対策にバミューダやコーライグリーンを採用するコースも増えた。まだ高齢者の来場者減は確かだが、24年よりは来場者数が戻り、グリーンコンディション維持もできたようだ。
今のゴルフ場にとって、入場者数は高水準を維持しつつも、経費の増加と人手不足、人材確保のためのプレー代値上げや施設の老朽化に頭を悩まされており、まだ自動精算機やカートナビなど機械やシステム頼りだが、DXや省人化・無人化の動きも進んでいる。

また平和グループはPGMに加えアコーディア・ゴルフを加え、保有数で世界一のグループが25年1月末に誕生。GRAND(グラン)シリーズや共通のキャンペーンに取り組み、多くのゴルフ場で年会費値上げ発表し、26年の年会費値上げは過去最多になる見込みとなった。個別ゴルフ場も年会費値上げを予定しているコースが相次いでいて、プレーニーズにどう影響するのか、今後の試金石となっている。
ゴルフ界は、高齢者のゴルフリタイヤによるゴルフ人口減をコロナ禍で増えた女性や若者、そして韓国等からのインバウンドで補う取組みを増やしている。さらにインドアゴルフ施設は過当競争化しているが、インドアイベントも増えてゴルフ界にどう影響するか、注目したいところ。
JGAは、廣野GCにあったゴルフミュージアムを25年末で閉館。ゴルフ殿堂とミュージアムの一体化構想を具体化するためゴルフ振興基金を募る話もあり、ゴルフ振興策にあたっては関係各方面とも協調を図る必要がありそうだ。

「ゴルフ特信」第7315号より一部抜粋

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