2026.03.28
2026/3/28 日本企業経営の海外ゴルフ場調査、既設47コースに
毎年冬に、「日本企業経営の海外ゴルフ場」を調査。それによると、2025(令和7)年12月中旬段階の日本企業経営の海外ゴルフ場は、既設のみで47コースを数えた。前回調査(2024年12月中旬段階)は既設のみで49コースだったので、2コース減少した。
今回調査では、新規判明のコースはなく、グアムのゴルフ場2コースが売却され、これで2年連続の減少を記録している。
売却2コースは、オンワードが所有していたオンワードタロフォフォゴルフクラブ(18ホール)と、オンワードマンギラオゴルフクラブ(同)。昨年2月21日に㈱オンワードホールディングス(オンワードHD)が、傘下のグアムゴルフ場運営会社2社の全株式及び債権の譲渡を決議したと発表したものだ。譲渡先は、米国ニュージャージー州に本社があるホテル・リゾート施設の運営会社「Sono Hospitality LLC」(代表取締役社HWANG GUNJU、2022年4月13日設立)で、譲渡価額は総額約39億円(株式約27億円、債権約12億円)となっている。
オンワードグループでは、2007(平成17)年6月にタロフォフォGCを、翌08(平成18)年10月にマンギラオGCをそれぞれ取得。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて経営環境が悪化。最近3年間の経営成績をみても当期純利益がグアム社、マンギラオ社とも損失続きで、グループの業績に大きなマイナスの影響を与えていた。そのため、当該事業のあり方について様々な選択肢を検討し、グアムでのゴルフ事業を第三者に譲渡するに至ったと説明している。
グアムといえば、前回調査(2024年調査)でも、不動産賃貸業のスターツコーポレーション㈱が、子会社がグアムで運営するスターツグアムゴルフリゾート(27ホール)を韓国企業・ゴールドウォーターコリア(韓国・ソウル)に売却している。同調査を過去に遡ると、日本企業がグアムで計画・自主建設ないし買収をしたゴルフ場は13コースにのぼり、計画段階で白紙になるなどゴルフ場として実現しなかったものを除いても、8コースあった。かつては、日本から近く、リゾートゴルフを満喫できるとあって人気だったが、日本国内の長引く景気低迷や新型コロナ禍によって日本人客が少なくなり、日本企業のグアムゴルフ場からの撤退も加速。オンワードが2コースを売却したことで、グアムにおける日本企業経営のゴルフ場は2コースとなっている。
一方、この1年間のトピックとしては、米国カリフォルニア州南部で2025年1月に放火による火事が発生。強風により複数の大規模火災に発展して、地元報道によると、少なくとも28人の死者、数千棟の住宅が焼失、さらに停電や避難を余儀なくされるなど甚大な被害をもたらしたという。
リビエラCC(18ホール)の所在するパリセーズでも火災により周辺の被害が大きかったが、幸いにも施設の消失は免れたと公式ホームページで報告している。同CCで毎年開催する米PGAツアー「ザ・ジェネシス・インビテーショナル」の2025年大会は火災のため見送り、現地の被災地域と被災者を支援するため特例認定NPO法人リビエラ未来創りプロジェクトで緊急寄付の受付を開始して被災地域の復興支援に取り組んでいる。
