2025.07.03
2025/7/3 クレジットカードの「PINバイパス」決済は原則廃止に
日本クレジット協会(JCCA)がクレジットカードのセキュリティ強化のため2025年4月1日から〝原則として暗証番号の入力のない場合、ICクレジットカードは利用できません〟と案内しており、しばらくはゴルフ場など店舗でも会計時に一部混乱を招くこともありそうだ。
ゴルフ場の案内でもいくつかのパターンがあり、例えば、埼玉県のゴルフ場では、〝4月よりICクレジットカードご利用時の「サイン(署名)」による本人認証が廃止され、暗証番号(4桁)の入力が必須となります。今後クレジットカードでのお支払いの際は、必ず暗証番号をご入力いただく必要がございます。暗証番号がご不明の場合は、恐れ入りますが「現金」でのお支払いをお願い申し上げます〟と案内している。
従来、フロントで「手書きサイン」での認証を行っていたところは注意が必要になる。しかも、サインレスに慣れている利用者は久々の暗証番号入力で複数回押し間違えることも考えられ、カード口座がロックする可能性もある。
別のゴルフ場では、高額(3万円以上)の利用は自動精算機でのクレジットカード利用でも暗証番号が必要としており、事前に決済方法の確認案内を行うか、しばらくは現金の用意をすすめる必要があるかも知れない。
静岡県のあるゴルフ場では、4月以降は①自動精算機でのクレジットカード払い(自動精算機では3万円までは暗証番号不要)、②フロントでのクレジットカード払い(フロントではタッチ決済又は、金額によらず暗証番号が必須)、ICチップの無い磁気テープのみのカードは引き続きサイン(自署)による本人確認が必要--とし、暗証番号をカード会社に確認の際は郵送で送られてくることが多いとして、当日確認が難しいため注意を促している。