一季出版株式会社

2024.06.27
【アメリカの最新コース管理情報を読む】USGA GREEN SECTION RECORD「ファインフェスキューの自然植生 区画における雑草防除」

月刊ゴルフマネジメント7月号より、USGA GREEN SECTION RECORDをご紹介します。

***************************************************

ゴルフコースでは誰でも、すらりと伸びた背丈の高い在来種の植生を目にしたことがあるだろう。
ホールの周りを
取り囲んでいることもあれば、コースの境界に沿って、或いはプレーエリアの外でも見ることができる。
ほんの一例を挙げて
も、フェスキュー区画、自然植生区画、在来種区画、高い背丈の区画、
低刈り区画等、様々な
呼び方をされるこうした区画は、コースによって異なる役割を担っている。
施肥、散水、刈込と
いった管理ニーズの軽減を意図したケースが多い一方、
コース
設計の一環として、或いは美観の向上を狙った事例もある。 

しかし目的は何であれ、刈込や散水をスキップし、施肥を控えたところで、
本当の意味での
自然植生を目指すのでない限り、成果に直結するとは考えにくい。
実際には、ゴルファーの多くが期待するのは、あるがままに放任された自然環境ではない。
葉が細い株状のフェスキューで、適切な密度で、尚且つプレイヤブルである自然植生区画を求めるのなら、
大方のコース環境の下では相応の管理が必要となる。つまり皮肉なことに「自然」とは反対の方向性なのだ。
いずれのコースでも、高い背丈の被管理区域を管理する上で最も頭の痛い問題の一つが、雑草対策である。
雑草の中に落ちたボールを見つけて打ち出すのは容易でなく、また美観を損ねるばかりか、本来の草に取って代わるリスクもある。

こうしたエリアの雑草防除には、草の種類、土壌の物理的特性、降雨量などが与える影響についての理解が不可欠である。
ファインフェスキューの中でもシープフェスキューやハードフェスキューは株型で成長するので、
芝密度の管理には都合が良い場合が多いが、隙間が多ければその分、雑草の侵食を許すことになる。
比重の大きい土壌は水や栄養分を保持し易いため、…

→続きはこちらから

**********************************************************

「月刊ゴルフマネジメント電子版」では全ページフルカラー配信しています。

体験用無料アカウント
ID:gm
PASS:online

をご入力ください。

「月刊ゴルフマネジメント電子版」のお申し込みはこちらから

過去のお知らせ一覧はこちら