一季出版株式会社

2024.05.31
2024/5/31 23年コース名称変更、12コース増の22コースに

ゴルフ場名変更は、判明分で2023年22コースとなり、前年より12コースの増加となった。
ゴルフ場の名称変更は、経営交代の増加で2004(平成16)年の98コースがピークとなり、08年に63コースがあった以降は30コース前後で推移、さらに16年に39コースと増えた後は20コース強で推移し、一昨年の19年24コース、20年と21年は21コース、22年は10コースと減少していたが23年はここ数年並みに落ち着いた。
23年に名称変更した22コースの内、名称変更の最大要因は14コースの経営交代で、64%を占めた。コロナ禍もあって法的整理や経営交代など企業活動が少ない中で、22年も67%(集計時)を占めており、ここ数年でも経営交代要因が16年44%、17年55%、18年86%、19年75%、20年43%、21年62%と推移、経営や運営面の交代が主な要因となっている。

足柄森林CCを取得したPGMグループは23年2月にPGM御殿場CC(18ホール、静岡県)に変更。3月には東急不動産系から4コースを取得したリソルグループが有田東急GCを有田リソルGC(同、和歌山県)、望月東急GCを望月リソルGC(同、長野県)に、小田急西富士GCを取得したアコーディア・ゴルフは西富士GC(同、静岡県)に変更してパブリック転換した。町の運営事業者募集で権利を取得して新運営となった安八GCは4月に安八パブリックGC(9ホール、岐阜県)に、真庭CCは会社交代でMGM MANIWA(18ホール、岡山県)、5月に新山口CCは毛利庭園GC(同、山口県)、6月によしのCCがガーランドGC(同、奈良県)、9月にサン・ベルグラビアCC額田Cがザ・メダリオンC岡崎C(同、愛知県)、センチュリー・シガ・GCが10月にセンチュリーGC(同、滋賀県)に変更した。
23年3月末に佐賀県の3コースを取得した韓国系のサイカングループは、うち2コースの名称を変更した。
なお、㈱ドゥ・ヨネザワ(熊本市)グループは23年10月に、傘下のくまもと城南CCを「熊本ゴルフ倶樂部城南コース」(同、熊本県)、くまもと阿蘇CC湯の谷Cを「熊本ゴルフ倶樂部阿蘇湯の谷コース」(同、同)に名称変更した。湯の谷Cは熊本県最古のコース(昭和27年開場)で2009年に同グループが経営を引き受けた。2016年の熊本地震でコース内が崩落の被害にあったが2020年5月に復旧し再オープンしていた。
23年名称変更で直近で法的整理が関係したのは1コース(22年1コース)、外資系関与が2コース(0コース)だった。

「ゴルフ特信」第7042号より一部抜粋

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