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2024.01.16
2024/1/16 太平洋クラブ、会員1・9万人の平均年齢は約60歳

㈱太平洋クラブ(韓俊代表取締役社長、東京都千代田区)は、クラブ会報2023年AUTUMN(30号)にて「会員交流委員会」を新設したことを報告した。
今年6月24日開催の一般社団法人・太平洋クラブ第11回社員総会では、「会員交流委員会」の新設が報告された他、競技委員会からは関東ゴルフ連盟主催の倶楽部対抗の参加、関西ゴルフ連盟主催のインタークラブ(クラブ対抗)の参加等が報告された。現会員数はクラブ(マスターズ会員含む)1万5451名、アソシエイツ(平日会員含む)3339名、関西エリア・宝塚576名の計1万9366名(2023年6月30日時点)。会員の構成比率は男性1万6426名(85・1%)、女性2874名(14・9%)。年齢別では50代6204名(32・15%)、60代5654名(29・30%)、70代3266名(16・92%)、40代2285名(11・84%)、80代以上1180名(6・11%)、30代579名(3・00%)、20代127名(0・66%)、10代5名(0・03%)で、平均年齢は約60歳。
 
会員交流委員会では、〝皆さまのゴルフライフを快適なものにするため〟要望を募るとしており、会報に掲載されたQRコードを読み込むことで、会員交流会に関するアンケートに誘導している。
同クラブは、2023年度・新規会員募集を380口限定で行っていたが、定数に達したとして終了。太平洋クラブアソシエイツ会員から太平洋クラブ正会員等への移籍(297万円=22万円の手数料込み等)や、パーソナル会員・コーポレート会員から正会員への種別変更(同)を2023年10月~2024年3月29日受付分まで実施するとしている。
同会報では、太平洋クラブ軽井沢リゾート(36ホール、群馬県吾妻郡長野原町)を世界レベルのリゾートコースに進化させるため、今年5月から浅間コースの改修工事をリース・ジョーンズ氏のコース監修により開始したとして、各ホールの改修ポイントを写真入りで詳しく解説している。大きなポイントは周囲にアンジュレーションができるバンカーとティー、グリーン周り、ランディングゾーンも造り直す18番としている。

その他、今年5月に江南コース(埼玉県)で行われた第9回太平洋クラブチャレンジトーナメントの開催報告、今年6月6日に太平洋グループの全18コースで開かれたWGD(ウィメンズゴルフデー)の開催報告(延べ2500名が参加、期間中の募金8万4931円をほほえみ基金に寄付)、欧州のDPワールドツアー・ISPS HANDAチャンピオンシップの御殿場コースでの開催(2024年4月25~28日)の決定の報告、太平洋クラブの競技成績、各コースの営業案内など盛り沢山な内容。3月31日に都内で開かれた太平洋グループ入社式には計83名の新入社員(総合職14名、キャディ41名、コース管理11名、調理14名、研修生3名)が出席し、韓俊社長は「強みを持つこと」の大切さを新入社員に語ったという。新入社員数は21年の82名を上回り、18年の42名と比べほぼ倍増した。
ちなみに、クラブ対抗戦は御殿場コースと御殿場ウエストが単体でJGAが加盟していたことから静岡県クラブ対抗競技などに御殿場コースとして本格参戦している。また会員の平均年齢約60歳は「コロナ前とさほど変わらない」(太平洋クラブ営業企画部)そうだが、PGM会員約20万人の平均年齢65歳(22年度)と比べて5歳も若く、今後の日本のゴルフ界を考える上で1つの指標となりそうだ。

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「ゴルフ特信」第6991号より一部抜粋

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