一季出版株式会社

2024.01.11
2024/1/11 首都圏4県の会員募集は64コース、前年比3コース増加

首都圏のうち茨城、栃木、群馬、埼玉4県の状況についてまとめる。
昨年9月中旬までに4県で会員募集を確認できたのは64コース(前年調査比3コース増)にのぼった。うち正会員ベース61コース(同5コース増)の平均募集金額は104万円で、前年調査の101万円に比べ3%増加している。
募集金額の最高額は、今年も水海道GC(茨城)の1275万円(預託金制)で変わらず。以下、猿島CC(同)390万円(同)、PGM武蔵GC(埼玉)352万円(プレー会員権)、スターツ笠間GC(茨城)310万円(譲渡不可)、筑波東急GC(同)273万円(預託金制)、ザ・GC竜ヶ崎(同)253万円(プレー会員権)などと続く。一昨年2番目に高額のスターツ笠間GCの間に猿島CC、PGM武蔵GCが入った形で、猿島は一昨年4月から募集を開始し、PGM武蔵は昨年の募集開始時より金額をアップしている。
一方、低額をみると日立GC(茨城)3・3万円(プレー会員権)をはじめ、那須小川GC(栃木)8万円(同)、矢板CC(同)11万円(譲渡不可)、千成GC(同)11万円(一身)、大日向CC(同)11万円(同)、ましこGC(同)13・2万円(プレー会員権)、皐月GC鹿沼C(同)13・2万円(一身)などとなり、募集金額が20万円以下なのは栃木県に集中している。千成GC、大日向CC、皐月GC鹿沼CはPGMグループで、一身専属正会員(個人)形式なる新しいタイプの募集を一昨年秋以降にスタートした。

正会員ベース61コースの募集種別及び平均募集金額は、預託金制が7コース(前年4コース)で359・5万円(前年500・3万円)、プレー会員権が47コース(49コース)で72・7万円(67・7万円)、終身・一代限り・譲渡不可が7コース(3コース)で58・7万円(114・3万円)、株主会員がゼロ(同)だった。プレー会員権は2コース減ったが、預託金制は前年より3コース増え、譲渡不可は前年より4コース増えている。
県別の募集状況については、茨城県29コース(27コース)で143・9万円(137・7万円)、栃木県21コース(19コース)で51・8万円(53・2万円)、群馬県6コース(5コース)で47・3万円(35・9万円)、埼玉県5コース(5コース)で160・5万円(150・5万円)。茨城、栃木、群馬3県で募集コース数が増加した。埼玉県は募集コースは前年と同じだが、平均募集金額についてはPGM武蔵GCの募集金額アップによって一昨年よりも上回っている。
募集開始時期と平均募集金額(正会員ベースに、ここ1年で募集を終了・休止した9コースを加えた68コース)をみると、2023年1月以降は18コースで85・1万円、2022年は18コースで101・4万円、2021年は2コースで49・5万円、2020年は3コースで117・3万円、2019年は1コースで49・5万円、2018年以前は27コースで108・9万円となった。
昨年1月以降に募集をスタートしたゴルフ場は18コースで、そのうち11コースがPGMグループだった。PGMグループの募集中コースは、22年以前に開始したものも合わせると21コースを数え、茨城、栃木、群馬、埼玉4県の募集中コース全体(61コース)の3分の1強に当たる。

「ゴルフ特信」第6990号より一部抜粋

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