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2023.11.15
2023/11/15 関西地区2023年上半期入場者、前年比4・40%減少

一般社団法人・関西ゴルフ連盟(KGU)は同地区の2023年上半期(1~6月)入場者状況を先ごろまとめた。
それによると、KGUに加盟する2府4県の延べ入場者は542万1143人を数え、前年同期の567万663人に比べ24万9520人、4・40%の減少を記録した。同地区の減少は、新型コロナウイルスがまん延しはじめた2020年に11・95%の減少となって以来3年振り。
府県別の状況をみると、6府県すべてで前年実績を下回っており、減少幅の小さい大阪府(加盟29倶楽部)でも延べ入場者数84万1675人で3・25%の減少となり、以下、京都府(24倶楽部)56万7451人で3・82%の減少、兵庫県(109倶楽部)243万2964人で4・22%の減少、奈良県(30倶楽部)66万55人で5・13%の減少、滋賀県(29倶楽部)64万269人で5・39%の減少、和歌山県(15倶楽部)27万8729人で6・50%の減少と続いた。

関西地区の今年上半期は、1月から前年同月比10・04%の減少とつまずき、2月も2・52%の減少、3月に2・83%の増加と前年を上回り、春以降の回復に期待がかかった。ところが、4月に1・78%減と再び落ち込み、5月には全6府県でマイナスとなりトータル7・18%と1月以来の大幅減少となった。
6月は天候不順もあり5月に引き続いて豪雨被害の和歌山県を筆頭に全府県で減少し、6府県トータルの延べ入場者が94万3604人を数え、前年同月の102万6610人から8万3006人、8・09%の減少と100万人を割った。6月としては、コロナの影響で減少した2020年同月(10・33%減)以来3年振りの大幅マイナスとなっている。ちなみに、21年同月はコロナ禍におけるゴルフ人気が追い風となり15・41%増加して前年の落込みからプラスに転じた。22年同月は4・92%増と21年同月ほどの伸びはないものの堅調に推移していたが、今年6月に8・09%減少したことでコロナ前の水準に戻った形だ。

なお、同地区上半期の1倶楽部平均入場者数は2万2971人で前年同期に比べ1057人減少。しかし、コロナ前の2019年と比較すると4・61%増加しており、まだコロナ前を上回っている。

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「ゴルフ特信」第6969号より一部抜粋

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