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2023.10.23
2023/10/23 スペインでゴルフ場10カ所のカップをセメントで埋める

スペイン発で、環境保護団体のエクスティンクション・レベリオン(XR)が2日、スペインにあるゴルフ場10カ所で、カップを詰め物でふさいだと発表した。時事通信などが伝えた。スペインなど欧州諸国が猛暑と少雨に見舞われる中、大量の水を消費するゴルフ場への抗議という。
マドリード、バルセロナ、バレンシアなどのゴルフ場で、ある活動家はカップにセメントを詰め、「警告。干ばつだ。気候の正義のためゴルフは中止」という表示を残したという。また別の活動家は、グリーンに植物の苗を植えたとして、写真も掲載されている。

XRの声明では、「ゴルフ場の1ホールだけで、緑地を維持するため、1日に10万リットルの水を消費している」などと主張し、スペイン国内のゴルフ場による水の使用量について、「人口のわずか0・6%の娯楽のためなのに、マドリードとバルセロナの消費量を合わせたより多い」とし、「水のない世界にゴルフの居場所はない」と糾弾したとのことだ。
昨年も欧州のフランスで歴史的な干ばつが続く中、フランスの環境保護団体がゴルフ場に給水制限が免除されていることを巡り、仏南部でグリーンのカップをセメント等で埋める抗議活動を行ったことがあった。

「ゴルフ特信」第6961号より一部抜粋

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