一季出版株式会社

2023.08.18
2023/8/18 3月動態統計速報、ゴルフ場は営業日数増で売上高増

経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の2023年3月分の速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は73万2133人で、前年同月比3・1%の増加となった。売上高は73億06百万円で前年同月比6・1%増となり、利用者、売上高とも2カ月連続の増加となっている。
3月の内訳をみると、土・日祝日の日数は前年同月と同じながら、利用料金収入は平日が10・3%の増加、土・日祝日は2・5%の増加となった。曜日別での利用者数は、平日で会員1・0%増、非会員6・8%増、土・日祝日は会員7・6%減、非会員4・5%増となった。3月の平均営業日数は21・9日で前年同月と比べ0・7日分増加した。食堂・売店(直営)収入は9・9%増と伸びが大きい一方、キャディフィは2・3%減少した。

3月の18ホール換算は、営業ホール数が前年同期比4・5%増加したことから、利用者数1・3%減、売上高1・6%増にとどまった。客単価(1人当たり利用額)は9979円で、前年同月に比べ3・0%のアップとなっている。1日当たり利用者数は159・2人で前年同期比では4・5%の減少となった。令和3年12月から162人、1月165人、2月163人、3月167人と、4カ月で160人を超えた前年同期に比べると、昨年12月160人、1月156人、2月162人、3月159人と横ばいだが、客単価のアップにもかかわらず高次元の稼働率が続き、消費ニーズは依然強いことがわかる。
年度比較では22年度(4~3月)は利用者数で2・4%増となり、21年度の10・4%増に続き2年度連続の増加、売上高は22年度が8・3%増で21年度の15・1%増に続き、利用者数の増加率を上回った。

また、ゴルフ練習場の3月は利用者数が土・日祝日に前年同月比5・6%減でトータルでは4・8%の減少。売上高は4・9%の減少で、ともに5カ月連続の減少と反動減が続いている。22年度は利用者数が3・8%減(21年度は9・0%増、20年度3・0%増)で、売上高は3・4%減(21年度は10・8%増、20年度0・0%増)となった。
3月の対個人サービスでは遊園地・テーマパークが55・6%増、ボウリング場は26・2%増、パチンコホール7・0%増となり、復調が続いている。

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「ゴルフ特信」第6941号より一部抜粋

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