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2023.07.24
2023/7/23 星野リゾート、ステークホルダーツーリズムを標榜

国内外で66の宿泊施設を運営する星野リゾート(長野県佐久郡軽井沢町)は、4月18日にオンライン記者会見を開き、今後の開業情報や観光市場の見通しを発表した。
星野佳路代表は、観光事情について国内は昨年同様GWは予約が好調で、インバウンドも5~8割まで戻るなど順調だが、海外旅行(アウトバウンド)は円安や航空便の少なさからまだ戻っていないという。今後はコロナ前のアジアに頼るのではなく、欧米をターゲットとすることが中長期的に大事になると説明。そして日本政府が目指す訪日客を倍の6千万人に増やすには、従来の東京、大阪や京都などの上位7都道府県に集中させず、平準化が必要として、「文化」と「自然」の観光要素の中で残り30県は「自然」を重視する戦略が重要と語った。

次に、「コロナ禍では観光客の少なさが快適さを産んだ気づきがあったように、今後の世界は集客を3分の一に減らしてもフィ(料金)を倍にするような観光需要になっていく。我々はそれを〝ステークホルダーツーリズム〟と呼んでいるが、適正規模な観光になるよう事業者、旅行者、地域コミュニティそれぞれがフェアなリターンが得られる必要がある」と説明。星野リゾート西表島ホテル(沖縄)では4月から連泊に予約を限定して、顧客満足度を高めていくとともに地域との交流等も図るという。
また、エコロジカルな旅を推進するため、電気自動車(EV)充電器の国内23施設への設置が完了し、充電スタンドの事前予約サービスも開始した。

4つ目として労働環境への投資にも力を入れ、今年から公休数を115日に増加、残業代や割増賃金の変更、来年度新卒初任給引上げ(24万円、11・7%増加)を発表した。
星野リゾートでは国内外に「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」の5つのブランドを展開しており、5施設の開業も公開した。7月31日にOMO3を東京の浅草に開業する予定で4月18日から予約を開始した。4月6日OMO7高知、4月25日OMO5熊本を開業。OMO7大阪は5月10日にユニバーサルスタジオとの共同会見を予定している。リゾナーレ海外初進出となった「星野リゾート リゾナーレグアム」は4月1日にグランドオープンし、海越えホールのあるゴルフ場など豊かな自然を生かした体験が楽しめるとしている。

ちなみに、リゾナーレ小浜島を経営する㈱八重山ホテル&リゾートは今年5月1日付けで㈱星野リゾート・マネジメント(中村海太代表取締役、沖縄県八重山郡竹富町)を存続会社とする吸収合併を行うとしている。

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「ゴルフ特信」第6931号より一部抜粋

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