一季出版株式会社

2023.02.04
2023/2/4 三甲グループの「ゴル権市場」、ネット上で会員権取引

プラスチック物流機器のトップメーカーでゴルフ場運営も拡大している三甲㈱(後藤利彦代表取締役社長、岐阜県瑞穂市)は、三甲GCの4コースや富士国際GC(36ホール、静岡県駿東郡小山町)の会員権をインターネット上で売買取引できる「ゴル権市場」(https://sanko-golfmember.an.r.appspot.com/)を設けている。

同サイトでは、〝自社運営だからこそできる安心・安全な会員権売買を実現。売買希望者をつなぐマッチングプラットフォーム〟と案内。利用の場合は、①ゴル権市場トップページの新規利用者登録より、必要事項を記入し登録、②同サイトにログインを行い、購入したいゴルフ場を選択し、新規購入希望登録、③希望購入金額を設定--して登録完了。ゴルフ場は売却希望者とマッチングした際は、購入希望者に電話する。その際、購入希望者には紹介者を集めてもらい、集まり次第、再度ゴルフ場への連絡を行う。紹介者が集まらない場合は、ゴルフ場より〝会員権業者様のご紹介をさせていただきます〟と案内している。
つまり、購入希望者と売却希望者はネット上で直接希望額を記入できるもので、マッチングがしそうな場合にゴルフ場が間に入り、購入・売却代金の振込み、名変料支払いの案内をして、売買をマッチングさせるもの。
ただし、「※会員権取得後であっても理事会での承認を得られない場合が御座います」と案内しており、ネット上で入会が約束されるものではないという。

今年「第87回・日本オープンゴルフ選手権」を開催した三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコース(18ホール、兵庫県三木市)の支配人は、「まだ数は少ないですが、当コースで1件成立しています。マッチングが成立すれば会員権業者の手数料が不要となりますが、会員権業者経由の仲介は勿論ありますし、排除するものではありません。以前、県内のゴルフ場が同様な情報サイトを行っていましたね」と話している。
今年8月にスタートしたもので、まだ同サイトで売買情報を掲載する件数は少ないようだが、将来を見据えた取組みでもあるようだ。三甲GCには京和コース(愛知)、谷汲コース(岐阜)、榊原温泉コース(三重)もある。

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「ゴルフ特信」第6879号より一部抜粋

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