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2023.01.22
2023/1/22 栃木ケ丘ゴルフ倶楽部(栃木)ローカル5G構築し実証実験開始

企業や自治体などが一部のエリアで専用の5Gネットワークを構築する〝ローカル5G〟。ゴルフ場でも運営効率化などを目的にローカル5Gを活用しようする動きが進んでいるなか、鹿沼グループ(福島範治代表)の栃木ケ丘ゴルフ倶楽部(平成3年開場、18ホール、栃木県栃木市で12月から新たな実証実験が開始される。
同実証実験は、総務省「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実験に向けた開発実証」に選定されたもので、㈱地域ワイヤレスジャパン(RWJ、庄司洋之代表取締役、東京都千代田区)、ケーブルテレビ㈱(髙田光浩代表取締役社長、栃木県栃木市)、㈱栃木ケ丘ゴルフ倶楽部(福島代表取締役、栃木県鹿沼市)3社共同で、「ゴルフ場におけるローカル5Gを活用したコース運営の効率化及び新たなゴルフ体験の実現に関する実証実験」を行う。RWJは実証全体を統括し、ケーブルテレビと栃木ケ丘GCは実証実験の有効性の検証を担当するとしている。

概要については、栃木ケ丘GCにローカル5Gを構築し、①カメラを搭載したドローンがコース巡回して芝の育成状態を管理、②プレー中にプレーヤーから注文を受けた飲食料品をドローンで配送、③ウェアラブルカメラを活用してゴルフ体験の高付加価値化--を検証していく。
①では業務効率化や属人業務削減による従業員不足の解消、コース品質向上を目指し、②では飲食売上増加や既存売店の削減を狙う。③については、帽子ウェアラブルカメラでプレー動画の撮影や記録保存したものの提供、さらにはプレー後にレッスンプロによる遠隔レッスンといった各種サービスが可能となり、これらサービスを通じた新規参入ゴルファーの獲得やゴルフプレーヤーの定着、さらにはサービスにオプション料金を設けることで来場者単価の向上も図るという。

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※「ゴルフ特信」第6873号より一部抜粋

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