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2022.06.08
2022/6/8 「ゴルフ場deふるさと納税」、関東圏で広まる様相

茨城県つくばみらい市は、アクセス抜群なゴルフ場でも知られているが、㈱サンカクキカク(宇佐川桂吾代表取締役、福岡県久留米市)が開発した店舗型の新たなふるさと納税・ふるさとズ(furusatos.com)の実証実験を「ゴルフ場deふるさと納税」として昨年11月から開始し、今年3月末までの約半年間で5000万円以上の寄附を集めたという。
同システムは、ふるさと納税の返礼品としてゴルフ場のチケットが受け取れるように開発したもので、利用者がパンフレット等で告知されたQRコードを読み取り、当該特設サイトでチケットを選び、寄附を申し込むとチケットが即日利用できる。ゴルフ場側はパソコンやiPadなどのデバイス、利用者はスマホが必要となるが、ネットでのふるさと納税同様の手続きだけで、自動販売機などの設置費用が掛からず、運用費用や配送費に代わるシステム手数料負担も半額程度と、運用コストが格段に少ないという。同社の宇佐川代表は、この4月にニュースリリースしたところ他の自治体、ゴルフ場の関心を集め、今夏には群馬、茨城、静岡など関東圏で2桁の自治体に増える見込みだ。

つくばみらい市の秘書広報課によると、5月初旬に茨城GCで開催された女子トーナメント会場でも、専用ブースを設置して同システムをPRしたという。ただ今のところ、同システムを利用できるのは筑波CC、取手国際GC、常陽CCの3ゴルフ場。常陽CCではゴルフ場のホームページ上で、〝登録から寄附まで3分、お得にプレーしませんか?〟と「ゴルフ場deふるさと納税」の案内を利用者にわかるように告知している。ちなみに、同市のふるさと納税で、今の一番人気はゴルフの距離計で次はゴルフボールという。都心から1時間圏内に人気ゴルフ場があることから、元々ゴルフ関係の返礼品に人気があったようだ。

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※「ゴルフ特信」第6797号より一部抜粋

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