一季出版株式会社

2020.11.02
2020/11/2 首都圏4県の会員募集は69コース、前年比2コース減

首都圏のうち茨城、栃木、群馬、埼玉4県の状況についてまとめた。
今年8月下旬までに4県で会員募集を確認できたのは69コース(前年調査比2コース減)にのぼり、うち正会員ベース66コース(同2コース減)の平均募集金額は79・7万円で、前年調査の87・3万円から7・6万円、8・7%のダウンとなっている。
募集金額の最高額は、今年も水海道GC(茨城)の1275万円(預託金制)で、以下、スターツ笠間GC(同)310万円(譲渡不可)、筑波東急GC(同)271万円(預託金制)、美浦GC(同)215万円(同)、江戸崎CC(同)208万円(同)などと続き、預託金制で募集する茨城県のコースが上位を独占した。一方、低額をみると、日立GC(茨城)3・3万円(プレー)をはじめ、那須小川GC(栃木)7万円(同)、矢板CC(同)11万円(一代限り)、マナGC(茨城)11万円(プレー)、ましこGC(栃木)13・20万円(同)、ワンウェイGC(茨城)13・2万円などとなり、茨城県、栃木県でプレー会員権募集を行うコースに集中している。

正会員ベース66コースの募集種別及び平均募集金額は、預託金制が8コース(前年8コース)で286万円(前年284・6万円)、プレー会員権が55コース(56コース)で47・8万円(52・1万円)、終身・一代限り・譲渡不可が3コース(3コース)で49・5万円(48・6万円)、株主会員がゼロ(前年は1コースで339・6万円)。プレー会員権が主流なのは前年と同様だが、プレー会員権の平均額がやや低くなっている。
県別の募集状況については、茨城県34コース(34コース)で111・8万円(118・8万円)、栃木県20コース(22コース)で45・3万円(61・4万円)、群馬県8コース(8コース)で35・3万円(34・7万円)、埼玉県4コース(4コース)で68万円(66・9万円)。茨城県は、100万円超の募集を行うコースが多いため、募集コース数が多い割には平均募集金額が高い。
また、募集開始時期と平均募集金額(正会員ベースに、ここ1年で募集を終了・休止した1コースを加えた67コース)をみると、2020年1月以降は11コースで68・8万円、2019年は11コースで92・8万円、2018年は6コースで20・6万円、2017年は1コースで44万円、2016年は4コースで123・4万円、2015年以前は34コースで92・7万円。依然として募集の低額化と長期化が目立つ。

なお、2020年1月以降にスタートした11コース中10コースはPGMグループ。同グループは4県24コースで募集実施と活発で、プレー会員権での募集が殆どだ。平均募集金額は63万円で、全体の平均金額(47・8万円)よりも15・2万円高い。

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※「ゴルフ特信」第6553号より一部抜粋

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