一季出版株式会社

2020.04.09
20204/9 アコーディア、岡崎カントリー倶楽部(愛知)をリソルから取得

㈱アコーディア・ゴルフ(田代祐子代表取締役会長兼社長CEO、東京都品川区)は、リソル㈱(今泉芳親代表取締役、千葉県茂原市)から岡崎カントリー倶楽部(18ホール、愛知県岡崎市)を取得する運びとなったと2月20日に発表した。
リソル㈱から同CC経営の㈱岡崎ゴルフ倶楽部(富樫孝之代表取締役、東京都新宿区、資本金1億5000万円)の株式を3月31日に引き渡す株式譲渡契約を、2月20日に締結したという。

アコーディア・ゴルフグループの発表では、優良なゴルフ場施設を取得し収益改善を図ることを成長戦略の柱の一つとし、運営するゴルフ場を中核として「ACCORDIA GOLFポイントプログラム」を介し、同社運営のゴルフ練習場と一体となり、総合的にゴルファーをサポートするという他のゴルフ関連事業者にない優位性の構築を目指していると説明している。株式の売買で会社は残るため、会員制もそのまま維持される。
岡崎CCについては東名高速道路・岡崎ICから約10キロに位置し、名古屋市、豊田市、岡崎市、豊橋市よりいずれも車で60分以内と交通アクセスに優れたゴルフ場と説明。
1965年に開場、コースは小菅隆三氏、中谷富美男氏による設計で、かつては海の底であったという「ごばん山」の尾根を生かしてレイアウトされた標高約170メートルの丘陵コースで、岡崎市街地の景観を楽しみながらプレーできるようデザインされているという。またフェアウェイも広く好スコアも期待できることから、女性やシニアの方にも幅広くプレーをお楽しみいただけるとしている。
 岡崎CCは今後、同社ブランドの「アコーディア・ゴルフ」を冠する予定で「ACCORDIA GOLFポイントプログラム」を活用することで、近隣市町村のゴルファーがより気軽に快適にご利用いただけるようになるとしている。

愛知県内の同社運営ゴルフ場はつくでGC(新城市)と、キャッスルヒルCC(豊川市)、ゴルフ練習場はアコーディア・ガーデン瀬戸(瀬戸市)と、アコーディア・ガーデン名古屋(名古屋市)がある。

一方、リソルホールディングス㈱は2月20日、、営業外収益を計上することになったとして情報を開示。連結子会社であるリソル㈱が投資再生事業として保有する㈱岡崎ゴルフ倶楽部の全株式を㈱アコーディア・ゴルフへ売却することを決議および契約を締結したという。本件株式売却に伴い、2020年3月期第4四半期累計期間(2019年4月1日~2020年3月31日)において、投資再生関係会社株式の売却益6億88百万円を営業外収益に計上する見込みとしている。
岡崎CCは元々、一部上場の鉄建建設㈱系列であったが事業の選択と集中のため2007年3月末に再生投資ファンドのアマンテス系に売却し、投資組合にも参加した三井不動産㈱グループでもあったリゾートソリューション㈱が運営を受託。そして5年たった2012年3月29日付けでリソルグループが取得し、保有と運営を行っていた。
株式売却額は双方とも開示していないが、立地の良さから首都圏並みの金額となった模様だ。ここにきてアコーディア・グループのゴルフ場取得が目立ってきている。

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※「ゴルフ特信」第6481号より一部抜粋

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