一季出版株式会社

2020.01.08
2020/1/8 閉鎖後4コースが再開場、一方で今後10コース程度閉鎖

半年以上クローズしての営業再開が4コースあった。
北海道胆振東部地震の影響で地割れが発生し、平成30年11月1日に札幌地裁へ自己破産申請し営業休止した旧・茨戸CC(北海道)は、地元企業が事業承継しエムアール茨戸CCとしてほぼ1年ぶりに営業再開となった。
旧・くずはG場(大阪)は新名神高速道路の工事に伴い約1年間クローズ、クラブハウスやコースもリニューアルして9月1日に「くずはゴルフリンクス」の新名称で営業再開した。
廣野GC(兵庫)は、英国人のマーティン・イーバート氏の改造設計によりC・H・アリソン設計のコースを10月にリニューアルオープンした。
広島CC八本松C(広島)も乗用カートの導入やグリーンの全面改修目的で閉鎖し、上田治氏設計のコースを川田太三氏の担当で改修し、10月に再開場した。

また、嘉瀬川リバーサイドG場(佐賀)を管理運営しているフジCCでは度重なる水害で復旧費用が賄えないとして10月30日付けで運営からの撤退を表明、復旧・運営を目指す企業が出てこないとゴルフ場消滅の危機となっている。
この河川敷ゴルフ場の危機は東日本にも波及。暫定閉鎖中ゴルフ場にカウントしていないが、新東京都民G場(東京)や高崎市民G場(群馬)が消滅の危機となっている。
新東京都民は昭和30年に開場した上田治氏設計の東京都民G場が前身で、青木功JGTO会長などが若い頃、キャディを務めるなど多くのゴルファーが育った草分け的なゴルフ場だった。占有許可を取得している足立区では行政がゴルフ場再整備費を出すことはないが、復旧して運営する事業者が出てくれば話し合う用意があるという。
その他では、ラビーム白浜GC(和歌山)がメガソーラー整備のため11月からクローズ。跡地利用は不明だが、函館KGCC(北海道)が今シーズンの営業をもって閉鎖、福島CC(福島)が12月15日をもって閉鎖、佐野クラシックGC(栃木)が12月末で閉鎖する。

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※「ゴルフ特信」第6451号より一部抜粋

 

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