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2019.12.29
2019/12/29 アコーディアゴルフトラスト上半期、営業収益約274億円

アコーディア・グループから移管した88コースの利用者、業績動向が、シンガポールで上場するアコーディア・ゴルフ・トラスト(AGT)の公開資料により先ごろ明らかになった。
AGTのHP(http://www.accordiagolftrust.com/jp/home.html)は日本語でも表示されており、同社の2020年3月期の上半期(4~9月)における業績は、営業収益が前年同期比3・7%増の274億31百万円、営業利益が30・2%増の55億81百万円、当期純利益が29・6%増の35億68百万円と増収減益となっている。
また第2四半期(7~9月)決算資料によると、同トラスト保有者(投資家)への分配可能利益は同上半期が22億72百万円で、前年同期の14億74百万円より54・1%も増加した。

上半期の包括利益計算書によると、営業収入の内訳はゴルフ場収入が4・8%増の184億99百万円、レストラン収入が3・4%増の68億20百万円、会員収入が7・0%減の18億39百万円、その他営業収入が18・7%増の27億03百万円となった。台風や酷暑、地震等の影響で低調した前年同期と比較して、入場者数及び営業収益は第一四半期、第2四半期とも増加している。
ゴルフ場の運営状況は、第1四半期(4~6月)が入場者数162万2545人で3・0%増(過去3年平均値比2・5%増)、第2四半期が153万762人で8・4%増(2・3%増)、上半期が315万3307人で5・5%増(2・4%増)だった。

今年10月に発生した台風19号の影響について説明があり、営業収益の機会損失は約5億円(概算)という。
また稼働率(18ホール当たりの入場者数200人を稼働率100に設定)平均は第1四半期が85・0%で前年同期比2・8ポイントアップ(過去3年平均値比2・5ポイントアップ)、第2四半期が80・3%で6・3ポイントアップ(2・8ポイントアップ)。平日稼働を高めるため低料金枠の販売が増加したことが起因としている。その結果、客単価(全日)については8150円で、前年同期に比べ1%減少したとしている。

関連記事:2019/12/15 アコーディアゴルフトラスト10月月次、入場者数9・0%減

※「ゴルフ特信」第6446号より一部抜粋

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